第9話

文字数 723文字

職場に、嫌いな人がいる。苦手な人もいる。前は苦手で、嫌いだったけれど、今は好きな人もいる。

三か月ほどの間に。

味方をしてくれる人がいる。助けてくれる人がいる。器の大きな人がいる。

ぼくは社会不適応、まだまだ学ばねばなりません。

ぼくはスティーブ・ジョブスが好きだ。というのは、他のどんな携帯やポケベルやPHSと比べても、彼が作り出したアイフォンを愛しているから。

二年ほど前、アイフォン6sをメルカリで買い、今も愛用している。アイフォンには、『これでなきゃ』と思わせるような色んな性質がある。カメラの性能の良さであるとか、考え抜かれ、こだわりの域にまで到達した、使い勝手の良さであるとか。

愛するってどういう事だろうか。ぼくは以前、人から、『ロボット』だとか『サイボーグ』だとか言った非難を受けたことがある。でもぼくはサイボーグでもロボットでもない。ぼくにはちゃんと、心がある。自分の好むところのものと、嫌いなものとがある。

ぼくはたぶん、インチキが嫌いだ。それでいて、自分自身もインチキをやることはあるのだけど。ずいぶんとうまく、インチキをしてのけたりする。

因幡の白兎。インチキをやり、気づかれていないと思って舌を出したら、しっぺい返しを食らう。

そんなことはどうでも良いのだ。それよりも、失礼ではないか!人をロボット呼ばわりなんて。

そんなふうな対応を受けたことがあるのだ。心のない人間なんて、いない。でも、国家の命令で人を虫けらのように殺す人間には、もはやココロなんてないだろう。だからぼくは戦争には反対である。

時々流れる涙を、『オイル』と自嘲気味に名付ける。自分で自分のことを、ロボットと呼び出すのだ。飛び出せ!ばけものたち!!

世界をもっと驚かせてくれ。
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