終章

文字数 8,001文字

終章

恵子さんと富貴子が部屋に入ると、あたりは血液の嫌な臭いが充満していて、ちょっと息苦しさも感じるくらいだった。水穂本人は布団で眠っていて、懍がその手をとって脈をはかっていた。鍵盤のよごれはまだ付いたままであった。

「先生、大丈夫ですか。水穂ちゃん。」

恵子さんがそう聞くと、

「あ、はい。大丈夫ですよ。眠ってますから。久々にかなり派手にやりましたが、平脈になったので心配はありません。幸い、止血剤を飲んでくれるほどの余裕はありましたからね。」

と、いつもと変わらない、クールな表情で懍は答えを出した。本来であれば、てんやてんやの大騒ぎになってもおかしくなかったから、こういう風に冷静沈着なのは、ある意味超人といえるかも知れない。

「まあ、無理をし過ぎなんですよね。本来、安静が第一なんですけど、それを破ってピアノを弾くからこういうことになるんです。目が覚めたら、彼によく言い聞かせておきます。」

「あんまり厳しく言い過ぎたらかわいそうですよ。」

恵子さんが、女性らしい発言をするが、

「いいえ、どんなときでも、悪いことは悪いと伝えなければなりませんよ。それには地位も身分も、関係ありません。この少年も同じことです。調子に乗りすぎて演奏をせがんだことは、反省してもらわないといけませんね。」

懍の表情はきびしかった。隣で、雅美くんが体操座りをし、膝に顔をつけて泣いているのが見えた。

「先生、雅美君は、まだ小さいんですから、」

「ええ、そうですね。確かに彼には、理論的に聞かせても理解はできないでしょうから、平手打ちだけしておきました。その方が多分はやくわかるでしょう。」

と、いうことは、あの音は、やっぱり体罰だったんだなと富貴子は理解した。

「でも、ちゃんとわかってくれたようですから、暴力とは違います。そこさえわかってもらえれば、言い聞かせるより効果は絶大です。ただ、感情を押し付けたわけではないですから。」

ならは、なぜ私のほうは、虐待となってしまうのだろうか。と、富貴子は疑問に思うのであるが、懍はさらに解説した。

「当たり前じゃないですか。喀血というのは、それ自体はさほど危ないわけではないんですけどね。食道静脈瘤の爆発とはちがいます。しかし、どちらにしても、血液を詰まらせて窒息死する可能性はあるので、そうなると致命的ですから、やっぱり身をもって、教えていかないといけないんです。そういう理由を目の当たりにして、それ故にたたいていますから、ただ、思い通りにいかないから叩いた、というものとは全く違います。その使い分けは本当に難しいとは思いますが、こういう現場ではわかりやすいのではないですか。」

「先生、ごめんなさい。おじさんはたすかるの?」

顔中を涙だらけにして雅美君がいった。

「はい。大丈夫ですよ。数時間眠ったら、目を覚ますでしょう。」

懍は、たんたんと答えるが、なんだか事実を並べているようなだけの感じで、雅美君は、まだ不安なようだった。

「その間に、お母さんにも責任はとってもらいますよ。こうなった原因を作った責任をしっかりと取っていただきます。できる限り音を出さないで、鍵盤を拭いてきてください。」

懍からタオルを渡されて、富貴子は渋々、血液だらけになってしまった鍵盤を拭いた。

「幸い、本象牙の鍵盤ではないので、さほどシミは残らないと思いますよ。」

と、懍は言うが、これを拭き取るのは、かなり難しいものであった。何しろ、ピアノというものは、結構大きな音が鳴る楽器なのであるから、そこを出さないで目を覚まさせないようにというのは、かなり神経を使う。

とりあえず、表面についた汚れだけふき取ることはできた。富貴子は、鍵盤に付属している赤い布をかけて、ピアノのふたを静かに閉めた。

夕方、かなり遅くなってからの吉原駅。

もう勤務時間も終了に近づいて、そろそろ夜勤の駅員に交代の時間かな、と、思いながら、由紀子はホームの掃除を開始していた。いつも通り、部活なんかで遅くまでかかる高校生たちや、休日出勤から家に帰る会社員たちを乗せて、岳南江尾行きが発車していき、もうちょっとしたら、コンサートから帰ってくる客や、観光地から戻ってくる客などが乗ってくるかなあ、なんて想像している時であった。

「ママ、おじさんは大丈夫かなあ。」

あれれ、いくら何でも、その年齢の子供が利用するのは遅すぎないか?と思われる時間だった。確かに保護者が同伴だから、よいといえばよいのかもしれないが、ちょっとまずいのではないか?思ってしまう。

あの、おかしいと思っていた親子が、吉原駅に入ってきたのだ。少年のほうは、何とか自身を保っているが、母親のほうが放心状態になっていた。彼女が、駅に入っても黙っているので、

「すみません、岳南江尾行きの切符をください。」

少年が由紀子にしっかりとした口調で言った。

「えーと大人一枚と、子供一枚でいいのかな?」

念のため、由紀子はそう聞いてみた。

「はい、それでお願いします。」

きっぱりいう少年。

「片道でいいのかな?」

「はい、お願いします。」

由紀子は急いで、二人分の切符を発行する。

「これで足りますか?」

少年はさらにしっかりとした口調で、五千円札を差し出した。本当は千円でも十分足りる額なのだが、それは言わないほうがいいなと思ったので、急いで電卓で計算してお釣りを渡した。

「はい、お釣りね。えらいね。ママに代わってお手伝いか。」

「ありがとうございます。」

軽く頭を下げて、少年はお釣りを受け取った。

「じゃあ、このままどうぞ。」

由紀子が、少年に子供用の切符を渡すと、彼は

「ありがとうございます。」

ともう一回行って、切符を受け取った。続いて母親に切符を渡したが、母親のほうは何も言わなかった。

そのまま、親子はホームに移動したが、母親が少年を連れていくのではなく、少年が母親を先導しているように見える。

どうも変だなと思ったので、由紀子はさりげなく二人の様子を観察した。

「ママ、おじさんは大丈夫だよね。青柳先生が、しばらく寝ていれば大丈夫って言ってたもんね。」

青柳先生とはだれのことだと由紀子は思ったが、そういえば、先日杉三にあったとき、青柳教授という名前を出したため、同一人物ではないかと直観的に感づいた。

「おじさんはきっとまた、きらきら星変奏曲を弾いてくれるようになるって、言ってたもんね。」

またそういう少年。

「僕、もう一回きらきら星聞かせてもらいたかったけど、おじさんがまた倒れちゃうといけないから、もう、頼むのはやめることにしたよ。だって、おじさん、本当はやってはいけないといわれていたのに、僕がピアノを弾いてって頼んだから、血を出して倒れたんだ。悪いのは僕だから。」

なんだかママに話して聞かせるというよりも、自身で自身を戒めているように語る少年だった。少年は自分なりに一生懸命納得しているようだけど、母親のほうは、まだあきらめきれないというか、まだくすぶっているというか、そういうところが見て取れる。

「だから、僕はこれから、家で留守番するようにするから、おじさんのところに預けるのはしなくてもいいよ。それか、」

と、結論を出そうとしている少年であるが、

「まさかと思うけど、竹村さんのところへ行きたいなんていうのは絶対にやめて!」

と怒鳴る母親だった。せっかく子供なりに、結論を出して、対策を取ろうとしているのだから、最後まで聞いてあげればいいのになあと思う由紀子だが、駅員である自分が口を出すことはできないことである。

「わかったよ。ママ。じゃあ、これからはちゃんと家の中で留守番するから。もし、寂しくなったら、おじさんのきらきら星を思い出して、頑張って留守番するよ!」

「そんなによかったの、あの人のこと!」

やけくそになっているらしい母親だが、

「よかったというか、ママが大事な買い物、できなくなっちゃうでしょ。」

ぼそっと言う少年。

「ママが大事な買い物があって出かけるのは、しょうがないことだもんね。僕が一人で留守番すると、寂しがるからと思って、おじさんのところに僕を預けたんでしょう?でも、おじさんのところに預けちゃうと、おじさんも血を出して倒れちゃうから、それもいけないもんね。僕が留守番さえできればそれでいいんだもん。だから、これからは、留守番できるようにするよ。」

本当は、子供だけで留守番をさせておくと、防犯の問題などもあるから、誰かの家に預けて、というのは、別に悪いことではないのだけれど、少年はそうしなければならないと思い込んでいるようである。確かに少年は、知恵が身について、進化したというべきだろう。でも、母親のほうが、なんだか退化したと言わざるを得ない気がする。

「ママごめん。一人でついべらべら、、、。」

少年は、黙ったままでいる母親に対して、申し訳なさそうに言った。

由紀子も何か声をかけてやりたいなと思ったが、年上であるお母さんに対し、他人である自分が何かしても、申し訳ないというか失礼になるなと思ったので、それはできなかった。

代わりに、

「間もなく、岳南江尾行きが、二両編成で到着します。危ないですから、黄色い点字ブロックの内側へ、下がってお待ちください。」

と、応援の意味を込めてアナウンスをしたのだった。

数分後に、赤い電車が到着した。もう真っ暗だったので、あまり人は乗らなかったが、二人は黙ったまま、電車に乗り込んでいった。

発車ベルの音と一緒に、電車は発車していった。電車を送り出して、空っぽになったホームで、由紀子は例のおじさんのために早くなんとかしなければと決断するのだった。

会社に出勤しなければならない晋太郎は、今日も妻の部屋をのぞく。

「おい、行ってくるぞ。ついでに雅美も、保育園に連れて行くから。お前も、部屋に閉じこもってばかりいないで、たまには外へ出ろよ。」

と、声をかけても反応はない。

「パパ、早く行こう。早くしないとパパも会社に遅刻するよ。」

保育園のカバンを持った雅美が、そう声をかけた。馬鹿に彼はしっかり者になったなと思うのだが、晋太郎はそれよりも、妻の富貴子のほうが心配だ。こうなってしまうと、雅美にも悪影響が出てしまうのではないかと思われるが、彼は保育園でも周りの子に乱暴をするとかそういう問題は一切起こしていないし、お絵かきも上手だし、言ってみれば優等生になった。休日は、家の中にいさせているのもよくないので、晋太郎は竹村さんたちと釣りに行く行事を続けているが、その娘の美紀ちゃんとも、仲良く会話している。

ただ、竹村さんは、雅美君は大人っぽいけど、子供のころはわがままを通したほうがいいんだよ、なんていうので、それが全くないところが心配で仕方なかった。子供のころは明るくて、天真爛漫であるほうが、かえって大きくなってから問題は少ないのよ、なんて竹村さんの奥さんも言っていたから、晋太郎も、彼の将来が心配になってくる。でも、今は、美紀ちゃんと楽しそうにやっているので、それを邪魔してしまうのはいけないと思っているから、竹村さんと交流は続けようね、なんて話していた。

富貴子は、あの日、つまりピアノの鍵盤を無理やり拭かされた日、以来、大変に気分が落ち込むようになり、ふさぎ込んでしまう毎日を送っていた。以前は、うるさいテレビのコンセントを抜いて、砂嵐にしてしまう気力もあったが、今はそれさえもなくなった。なので、雅美は大ブームになっている下町ロケットをしっかり見ることができるようになっている。

以前は、イライラすれば、テーブルをバーンとたたいたり、包丁でまな板を思いっきりたたくとか、そういうやり方でストレスを解消していたが、今はそれもしなくなった。食事は、晋太郎が仕事の合間に作ってためておく、ご飯料理で済ませてしまう。その作り方は竹村さんが、妻がうつで何もできなくなったとき、炊飯器で大量にご飯を炊いて、乗り切ったという体験から開発したものである。晋太郎は、竹村さんにそういう知恵まで教わっていた。このままでは、うちの家は完全に、竹村さんに乗っ取られてしまうと不安に思っていたが、それも、もうとっくに完成してしまっていると思う。ご飯も、洗濯も掃除も、本来妻の仕事と定義されているが、うつになると、それが全然できなくなってしまうことから、晋太郎は竹村さんから絶えずやり方をラインなどで教えてもらっているらしい。最近竹村さんのほうは、奥さんが少しづつ家事を再開してくれるようになっているからと言って、晋太郎たちの生活を支えてくれる、先生のような存在になっていた。晋太郎に連れられて、竹村さんたちが以前通っていた病院で薬をもらったりしたが、まったく効果は出ず、富貴子は毎日ご飯を食べれば寝てしまう生活を続けていた。とにかく、必要がなければ手を出さなくていいという、竹村さんのアドバイスもあり、晋太郎も、雅美も声をかけることもほとんどしなかったので、富貴子は声を出すのも忘れていたほどであった。

その日も、天井を眺めていると、インターフォンがなった。はじめは、反応するつもりはなかったし、出る気力もわかなかったが、

「土谷さん、郵便ですよ、郵便!現金書留が届いています!」

と言われて、重い体を持ち上げて、やっと立ち上がる。

「早くしてください!次のお宅へ郵便を届けるのが、二時なんです!」

配達員のでかい声に促されて、壁の時計を見ると、二時五分前だった。もう、、、と思いながら、玄関先に行く。配達員は、富貴子の容貌の変わりぶりに、一瞬ぎょっとしたようだが、富貴子が受け取りサインをすると、そそくさと出て行ってしまった。

一応、現金書留というのだから、何か現金が入っているのかなと思った。はじめは、夫の晋太郎の取引会社からかと思ったが、それではなかった。次に、竹村さんが何かおせっかいを送ってきたのかと思ったが、それも違う。非常に模範的な達筆な筆跡で、宛先は夫ではなく、「土谷富貴子様」と書いてあった。急いで封を切ってみると、檀紙で作られた便箋に、見事な毛筆で書かれた手紙と、数万円の現金が同封されていた。

「謹啓、先日はおぞましい姿を見せてしまい、、、。」

富貴子は、何十日も使ってなかった声帯を無理やり動かして、声に出して読んだ。でも、最後の最後まで、読むことはできなかった。

そして、この手紙の末文である、これで雅美君に新しい服を買ってやってください、という文句を読んだとき、もはや逃げ場所はないのだ、と初めて確信したのだった。

富貴子はそのお金をカバンに入れ、子供服の権威と言われる衣料品店に直行するため、駅へ走っていった。

一方そのころ。富貴子のエリアとはまた別の地区を担当している配達員が、杉三の家に郵便を届けに来た。

「えーと、影山さん。影山杉三さんに簡易書留が届いております。」

「はあ。僕に簡易書留?そんな大事な手紙をもらうほど、重大な用事はないのだが、いったい誰からなんだ?」

「はい、今西由紀子さんという方からですが?受け取りサインをお願いできませんでしょうかね。早くしないと、次のお宅に間に合わなくなっちゃうんですよ。」

忙しそうに配達員は、カバンの中から、A4サイズの茶封筒を取り出した。

「ここにサインをお願いできませんか?」

と配達員はサイン欄を指さす。

「あ、すまん。僕読み書きできないので、、、どうしたらいいのかな。」

杉三は頭をかじる。これを聞きつけて、蘭も玄関先にやってきて、

「すみません。僕が代わりに伺ってもよろしいですか?」

といった。

「あ、はい。ここにサインをお願いします。」

「了解しました。」

蘭は、配達員からペンを受け取って、サイン欄に影山と書き込んだ。

「はい、すみません。ありがどうございます。」

郵便配達員は、慌てて家を飛び出していく。次の家にそんなに早く行く必要があるのかと疑問を投げかけたくなるほど、慌てぶり。

「本当にそんなに慌てる必要があるんだろうか?」

と、蘭は、頭をかじった。それより先に、杉三は茶封筒を開けて中身を確認し始めていた。

「おい蘭。これなんて書いてあるんだよ。まったく読めないんだけど、、、。」

杉三が出したのは、几帳面に書かれた手紙と、何冊もの病院のパンフレット。

「杉ちゃん、これはなんだ?」

蘭は杉三からそれを受け取って、中身を読み始める。この女性は誰なのか、杉ちゃんはどこでこの女性と関係を持ったのか聞いてみたくなってしまう。

「杉ちゃん、今西由紀子って誰だよ。」

「久留里線の駅員だ。水穂さんと二人で久留里線に乗った時に、知り合った駅員だ。」

とりあえず、杉三はそれだけ証言をした。

「でもこれは、間違いなく富士郵便局から送られたもので、消印も富士郵便局になっているけど?」

蘭はもう一度聞いてみた。久留里線は千葉を走っている電車だから、消印が富士となっているのはおかしい。

「うん。最近JRをやめて、岳南鉄道に入ったんだよ。今吉原駅にいる。」

「はあ、そうか、、、。まあ、杉ちゃんは今までいろんな女の人と関係を持ったが、まさか駅員とは、、、。」

と、蘭は驚いてしまった。

「とにかく中身を読んでくれ。中身を。」

杉三がせかすので、蘭は手紙を出して、読んでみた。

「前略、杉ちゃん、お元気ですか?ずいぶん遅くなってしまったけど、評判のよい病院を探してきたよ。ここならたぶん安全に入院生活が送れると思います。口コミサイトでも、見てみましたが、いずれも高評価でした。だから、たぶん大丈夫です。きっとゆっくりすごせると思います。詳しくは病院のパンフレットを参考にしてね。あと、パソコンができる人にお願いして、口コミサイトを見てもらってね。今西由紀子。って、誰だよ。」

杉三のほうを見るが、また鼻歌を歌って、平気な顔をしている。

「一体どういうことだ!」

ちょっと語勢を強くして言ってみると、

「あーあ、こんなものをもらっても仕方ないわ。どうせ、病院のパンフレットなんて、上っ面のことしか書いてないし、化けの皮が剥がれたときの、水穂さんのショックは計り知れないだろう。口コミ何とかだって、病院側で削除しているようだから、やっぱり役に立たん。要らないから捨てよう。」

杉三は蘭から、手紙とパンフレットを奪い、びりびりに破ってゴミ箱に捨てた。

「ど、どういうことだよ!水穂もこの女性にかかわっているの?」

「さて、晩御飯の支度するかあ。」

急に態度を変えて杉三は、台所のほうへ行ってしまった。

「つまり、これの本当の宛先は杉ちゃんだったのではなく、水穂か?」

無視して、杉三はニンジンを切り始める。

「杉ちゃん!」

まったく反応はない。

そういえば、華岡が言っていたことがあった。この間息子を育てられないと言って、相談にやってきた太った女性がこう語っていたという。ある男性のもとに息子を預けたところ、その人物が血を吐いて倒れるという現場を目撃してしまった。それ以来、息子がすっかり変わってしまい、自分が手を出す場所がない。どうしたらいいのか、と。

ピンときたものがあった。

何か思いついた蘭は、改めてゴミ箱の前へ行き、躊躇しないで中身に手を突っ込み、杉三が破ったものをこっそり取り出した。
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