ぼくらは(2021.9.16)
文字数 168文字
音が
消えたら
僕らは
色が
消えても
僕らは
きっと
また
何かを
探し出す
きっと
消えない
何かが
在るはず
聞こえなくても
見えなくても
近くにいるから
笑っているのか
怒っているのか
泣いているのか
あるいは
心で泣いているのか
きっと
僕らは
通じ合う
いくつもの壁
幾筋もの光
時には穴
何度となく
やり直し
生きて
生きて
強くなった
僕らは
違う命だけど
溶け合うことだって
できるのだから
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