第21話 ミニドック

文字数 997文字

 午前中、健康診断に行ってきた。今、入っている健康組合のもので、採血、血圧測定、身体測定、尿検査だけなら無料でやってくれる。
この内容で考えられる主な病気は『高血圧』『動脈硬化』『心疾患』『脳卒中』『糖尿病』『肝臓・腎臓の病気』『脂質異常症』などだ。

 私は以前、健康診断で腎臓の病気を見つけてもらった経験がある。当時は、夫の会社の健康組合だったので、今回よりも更に手厚い、どちらかというと人間ドックに近いものを受けていた。無料は良いけれど、内容があまりにも簡易で心許(こころもと)なさを感じ、同時に案内があったミニドック¥12,850にした。
『心電図』『胸部X線』『胃部レントゲン』『視力・聴力』を追加。分かる結果は以下の通り。

身長は、0.5㎝縮んだ。

体重はウォーキングと今朝の絶食のおかげで、いつもより0.5kg減った。

血圧は緊張したのか、上が160まで上がり測定の人が「これは上がりすぎ、もう1回測ります」と言ってやり直した。高血圧の人だったら、この数字くらいは普通でしょ?なんでわかったんだろう?とりあえず2回目、126。いつも通り。

やや太めの腹囲も、いつも通り。でも、いつもを知らない測定の人は「コロナで、運動できないから、仕方ないですよね」と私の結果を慰めてくれたつもりのようだったが、逆にショック。

視力は右0.9 左1.2(もちろん裸眼)

聴力はヘッドホンから何種類かの電子が流され、試された音は全て聴こえた。

胸部X線は洋服のまま、台に上がり「パシャ!」。健康診断のときの下着はユニクロのブラトップと決めている。

 最後は、今日のメインイベント、胃のバリウム。まず検査着に着替える。検査台に上がる前の、発泡剤を飲みつつの、ゲップ我慢のバリウム飲みが、 何回経験しても慣れない。「バリウムに味が付いていて美味しかった」などと感想をいう人がいたが、発泡剤の上でよく言えると真意を疑いたくなる。台の上では、レントゲン技師のいう通りに右に2回転やら、うつ伏せ、仰向けになって少し右向いて、息を止めて……などいろいろな指示を受け続け、いつしかゲップのことを忘れ、終了。下剤2錠をすぐさま飲み、もしものときの追加の2錠とペットボトルをもらい退場した。

 軽い疲れを感じながら、自分の車の運転席へ。
「健康診断は元気じゃないと、できないなぁ」としみじみ思う。 (本末転倒?)
やるか、やらないかは、あなた次第。ご参考まで。

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