5 ❀ 国際手配書と逮捕権

エピソード文字数 902文字

ジョンは「IWCI」というチームに所属しているという。


シンガポールにある「IGCI」という組織の中にある、秘密部署である。


IWCIに引き抜かれる前は「スコットランドヤード(ロンドン警視庁)」の捜査官だった。

スコットランドヤードは、英国のミステリードラマでよく耳にします。


ロンドン警視庁のことなんですね。

はい、スコットランドヤードでは、ウィザード課という特殊な部署にいました。


今の職場IWCIも、一般には非公開の部署なので、どうか秘密にしてください

分かりました
秘密部署魔法使いの警官かぁ。一体、どんなお仕事をしているんだろう?)
僕は普段、世界中を飛び回って仕事をしています。
(考えを読まれた!?)

要請があれば、世界中の警察へ捜査協力に向かいます。


地元警察では手に負えない、魔法犯罪を担当するんです

大変そうなお仕事ですね・・・


世界中の犯罪者を追って、捕まえなきゃいけないのでしょう?

・・・本当は、インターポールに捜査や逮捕の権利はありません。


その仕事はあくまで各国の警察なんです。

えっ・・・そうなんですか

僕たちは一応〝協力〟という形で来ましたが、かなり危ないこともやっています。


どこまで協力かはハッキリされておらず、グレーゾーンなんです

どうしてですか? それでは効率が悪いように思うわ。


インターポールの捜査官にも権利を与えたらいいのに。


あ・・・すみません、浅はかな知識で物を申して。

それが…ある国では犯罪でも、犯人が逃げ込んだ国の法律では犯罪ではないことがあるので、インターポールを通して国際手配書が出されても、逮捕できないことが多いんです
国際手配書?

手配書は9種類。その一つに、赤手配書というものがあります。


世界各国へ犯罪者の逮捕や、身柄の引き渡しを求めるものです。


その手配犯が日本へ密入国したと情報があったので、今回我々が出動しました

その犯罪者って、一体どんな悪いことをした人なんですか
するとジョンは一枚の写真を咲良へ差し出した。

依頼にもとづき、魔法を使ってテロを起こしたり、ガードの強い各界の要人をあやめてきた暗殺者です。


彼の名は、ブレイク・アンショー。


彼は日本で事を起こすかもしれない。

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登場人物紹介

帯刀 咲良  (たてわき・さら)


 高校2年生、剣術道場の娘。

ジョン・リンデン


イギリス人

インターポールの捜査官。

天羽 理々(あもう・りり)


高校2年生、咲良の親友

合気道部

ラルフ・ローゼンクランツ


ドイツ人

インターポールの捜査官。

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