ちおー君とお爺ちゃんのある日。

文字数 811文字

お爺ちゃんお爺ちゃん!
おぉ、ちおー君。
ここではどんなお話するの?
むつかしく考えんでいいんじゃよ。

ちおー君のいつもの調子でいつもの必殺技を

この老いぼれにかましてさえくれれば。

かならずコロコロぎ...。
嗚呼、うんじいちゃんが悪かった。

ムリにボケんでもいいから。


ちおー君のいつもの通り、思ったことを爺ちゃんと話してくれればええよ。

いつもの


「何で?」


だね❗

ウンウン。

ここならななさんも居らんから好きなだけちおー君が「何で?」と言えるぞい。

おかあさん...。
(ギックゥ❗)
ボク、いつだって、

ホントに、こまらせるつもりじゃぁ...(ショボーン)。

ちおー君、判っとるよちおー君。

ななさんもじいちゃんもよう判っとるよ。

只なぁ。どうしてもなぁ、

ごはんを作るヒトとごはんを買うお金を稼ぐヒトが一緒だと。


...なぁ、ちおー君?

ごはんならボクも炊けるよ❗

大根おろしもできるよ❗

おうおぅ、そうじゃったそーじゃった。

ちおー君の大根おろしはいつもウマイのぅ。

えへへ。

食べるまえにおろすんだよ

(ホッ)
あ。お爺ちゃんそろそろお薬の時間じゃない?
おお、そうじゃったそーじゃった。じいちゃんわすれとったわ。

いつもありがとうなぁ、ちおー君。

もうお爺ちゃんってばいいっつも(笑)

いいよ、ボクお水くんでくるね

おお、頼んだよちおー君。
のんでからさんじゅっぷんでごはんだよね❗
タイマー、よし❗(指差しビシッ)
......。

(ななさん。

ちおー君は一生懸命やってくれとるよ)

お爺ちゃん、はいお水。
ありがとうなぁ、ちおー君。

(ガサガサ)

お薬のジュンバンだいじょうぶ?
ははは、さすがにじいちゃんも毎日は間違えんよ。
まちがえてもダイジョウブだよ。

ボクがみてるから。

そうかそうか。

じゃあちおー君にしっかり見張っといてもらおうかの。

お薬イッパイだからタイヘンだもんね。
そんな顔しなさんなちおー君。

さぁ、今日はこの辺にしとくかの。

うんわかった。

読んでくださってる皆さん、おやすみなさい。

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登場人物紹介

ちおー君。

ちょっと変わり者のお孫さん。

お爺ちゃん大好きっ子。


今日も元気に好奇心いっぱい。

変わり者のちおー君から「お爺ちゃん」と呼ばれている。

ちおー君の「何で?」にお返事するのが最近のライフワークらしい。

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