ボクがいちばん
前のエピソードへ「13 ヘリウムの自己紹介②」
文字数 1,327文字
水素です。
なんだよ、その面倒くさそうな態度は。
炭素ですぅ~
炭素だ。
オラオラはしてないぞ。
難しいね。
気にしなくていいよ。
描くの面倒くさかったよ。
陽子6個に中性子6個あるぞ。
少ない方だけどな。
少ないです。
おまえに言われたくない。
ハイ。
出したん?
中性子は無視して陽子の数だけでいいのです。
陽子の数です。
+(プラス)が付いている。
一応ー(マイナス)が書いてあります。
電気的に釣り合っています。
自己紹介は?
終ってるし
あとは鉛筆の芯とか。
なんて人さまの役に立つんだ。
いくつかの層を作って存在してます。
話、進めんな。
原子番号3~10までです。
オレ様はここに入る。
外側がL殻です。
L殻に電子が入ります。
ネオンと並べた?
不気味なんだけど。
ネオンは完璧な電子配置なのです!
何とも思ってないし。
強がっちゃって。
不完全な配置じゃねーか。
入れる電子の数が決まっています。
L殻が8個です。
ボクとネオンは軌道が電子で埋まっています。
最外殻と言いますが、
埋まっています。
単原子分子と言われています。
勝手に電子が入ってきちゃうし。
取れて水素イオンになります。
陽子1個だけの水素イオンを表現しています。
電子がなくなっていることを表しています。
陽子のプラスの電気しか残っていないからです。
電子が入ってくることもありますが、入るよりも取れる方が早いです。
電子のいない、陽子だけのボクではいられないのです。
余ってるからな。
ボクには酸素さんが必要なんだ!
★いいね!
ファンレターを書く
次のエピソードへ 15 酸素さん
作品お気に入り
水素 【H】
主人公です。語ってます。
酸素 【O】
ボクと両想いです。
そうだよねっ、ねっ、ねっ
ヘリウム 【He】
ひとりで生きられます。
シャイな頑張り屋さんです。
炭素 【C】
炭になったりもしますが、きちんと結晶(綺麗に並ぶ)になるとダイヤモンドになります。フラーレンとかもあるけど、ボクの方がすごいもん。