第34話:昔の仲間で同窓会と2次会

文字数 1,582文字

 病気は、ガンが1人、脳梗塞と心筋梗塞が3人、担任の先生も2年前に老衰で亡くなったそうだ。そして、珍しい事だが、リカップルが3組あると雨木久子が、話してくれた。清水が、リカップルって、何と聞くと、リカップルって何と聞くと、再婚の事よと答えた。2組は、男女、双方が、離婚して、同級生同志で、再び結婚したケース。

 それに、1組、お互いのパートナーを亡くし、結婚したカップルが1組いたと話した。それを聞いて、俺たちみたいなカップルも実際にいるんだと驚いていた。また2人が生活に困窮していて学校の近くの市営団地で暮らしていた。それを知って可哀想だと近所の学校時代の仲間が、食べ物を差し入れしてる様だと話した。

 それは、すごいねと清水が言い俺も団地にいたから気持ちわかるなと言った。やがてクラス会の日程が決まり12月6日・金曜日の18時から横浜線、鴨居駅前のスナック明美で、行われると連絡が入った。総参加者数12人だそうで、もちろん清水も薫子も参加すると連絡を入れた。その日、薫子は、ちょっと派手目の洋服に着替え、清水は背広に着替えた。

 そして、時間を少しずらしてスナック明美に入る事にした。寒い風が吹き、コートを着込んで出かけた。始めに薫子が、クラス会の会場に入り、数分後、清水が入る事にした。清水が入ると12人全員がそろった。おでんと熱燗、ビール、ワイン、ウイスキーが用意され酒をついで、感じの今市節子が、乾杯の音頭を取った。

 乾杯を終えると、おでんを食べ始めて、仲の良い同志が、隣席に移動し、各自、話し始めた。薫子は、金沢にいる事になっていたので、遠路はるばる来てと、女友達に、誉められた。あまりの勢いに、今、横浜に住んでいるとは、言い難く、話にのっていた。清水の方は、男友達に、大手製薬企業の営業で、高給取りで、うらやましいなと言われた、

 そして、どこに住んでると聞かれ関内と桜木町の間のマンションというと一等地じゃないか、すごいなと驚かれた。そんな話が続き19時、2次会に行かれる方は、どうぞと幹事が言うと3,4人ずつのグループに分かれ、桜木町の近くの野毛へ行こうと言う仲間と中華街、横浜駅周辺に行く連中が、スナック明美を出た。

 残る者、帰る人もいた。清水が野毛のグループ、薫子が横浜駅のグループとなったが、男性達と女性達のグループに別れた。そして店を出て行った。清水は、野毛のおでん屋に入り、熱燗で仕事時代の話中心に盛り上がった。しかし1時間近くすると横浜に行った。女性達を呼べよと、男性の1人が言うと、誰か、連絡取れる奴いるかと言われ、清水が、やってみると答えた。

そして、薫子に電話し、彼女が、タクシー代、払ってくれれば、すぐ行きますと言った。言い出しっぺの加藤がOKと言った。それを聞いて4人の女性達がタクシーで15分以内に、その店の前に行くと連絡してきた。10分位して、加藤が、俺が呼んだから、通りで、見てくるといって、店を出た。数分後、加藤が、お姉様方の到着と酔っ払いながら戻って来た。

 女性達が、タクシー代、ありがとねと、加藤の肩を叩いた。じゃーみんなそろったところで、好きな飲み物をもってと清水が言い乾杯の音頭を取った。一つの大きなテーブルに集まって、その卒業後の話が始まった。その時、加藤が清水の所へ来て、お前、プロパーやってたんだってと言い、隣の席に来て、話しかけて来た。そうだよと言うと、すごいなと驚いた。

 加藤が、医薬品卸のセールスをしていたと打ち明けプロパーさんの苦労は、見たよと懐かしそうに述べた。清水が、卸さんかと話した。毎朝のように卸さんを訪問したよと懐かしそうに清水が言った。でもプロパーさんは、給料が良いよなと言い出した。新製品の売り上げキャンペーン時期は、100万円の賞金が出たと言うと、周りから、マジかよ、と言う声が飛び交った
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