第26話 『君が代』は難曲 『天国への階段』
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指揮者の帝王カラヤンがクラシック以外で認めた曲が2つあるそうだ。
ひとつは日本国歌「君が代」。1954年に初来日したときに、NHK交響楽団が全員総立ちで「君が代」を演奏した。カラヤンは「世界の国家の中で、もっとも荘厳な曲」と賛辞をおくったという逸話がある。
そしてもう1曲が、ロックの金字塔、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」だ。カラヤンは、「私がオーケストラで演奏するとしても、これ以上のアレンジはない名曲だ」と称えた。
レドレミソミレ/ミソラソラレシラソ/ミソラレドレ
きみがーよーは/ちよにーーやちよに/さざれいしの
ミソラソミソレ/ラドレドレラソラソミレ
いわおとなりて/こけのむーすーまーーで
大抵こう聞こえてしまいます。
きみがあよおは/ちよにいいやちよに (中略) こけのむうすうまああで
3点目は、息継ぎする場所です。 歌詞は和歌なのですから、その意味が通じるよう、息継ぎは句ごとに入れるべきなのですが、テンポの問題や旋律の特徴から、特に「さざれ石」という一つの単語も「さざれ」と「石の」に分断されがちです。酷いのになると「君が代は」も「君があ」と「代おは」と歌って分断してしまう歌手もいました。 分断していいのは「苔のむすまで」ぐらいだと思います。 最後は、発音上の問題で、『君が代は』の「が」は鼻濁音にすることです。これを疎かにすると、歌い出しに出てくるので、この曲の持つ荘厳さをぶち壊してしまうことになります。 ちなみに、もう一つ。 大会場で国歌を無伴奏で独唱する場合、緊張して一層難しくなるそうですね。 以上を踏まえて、うまく独唱できた歌い手は、少ないですね。本来は『君が代』に変声後の男達の斉唱は似合わない、と言えると思います。(知恵袋のベストアンサーより)
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