第71話

文字数 2,884文字


源三郎江戸日記71

駒菊が安兵衛の傍に座ると、久方ぶりじあな息災かと言うので、安兵衛様がちっとも呼んでくださらないので寂しゅうございましたと言うと、忙しくて中々暇がなかったのだと言うと、
今はご浪人様でしょう、たまには顔を見せてくださりませと言うと、そうじあな、お前にも苦労かけたのだったというと、ちつとも苦労はしていませんよというので、お前たちは知り、
合いだったのかというと、

安兵衛が昔しちょっとなと言つたのです、あやめが若狭屋の旦那がお待ちですよと言うので、そうであったあやめ行くぞ、駒菊、安兵衛を頼むぞ、安兵衛ここは七衛門が出すので遠慮、
はいらんぞ、なあに吉良の様子がわかれば年内でも討ち入れるかも知れん、大学様の処分を何とかして早く出すように、上手い策を考えてやると言うと、つてが゜あるのかと聞くので、
大きなつてがあるのよ楽しみにしておれと言うと部屋を出て行ったのです、

安兵衛がそれではわしもと言うので、駒菊がまあ来たばかりではありませんか、もう少し傍にいてくださりませと足に手をかけて酌をして、私にもというと飲み干し杯を渡して酌を、
するので飲み干すと、息子がぐぐ~と大きくなったのです、駒菊が懐かしいこんな風にして良く飲みましたねとしなだれかかると、安兵衛は我慢出来なくなり駒菊を引き寄せて口唇、
を重ねて、

胸に手を入れたので駒菊が耳元でああ~と言うと、押し倒して腰紐をとき肌襦袢一枚にして股に手を入れ敏感な部分に指を入れてきたのです、駒菊が安兵衛の一物を下帯の横から引き、
出してこすると、うつと声を出して、駒菊の上に覆いかぶさり一物を差し込んで激しく動かしたのでしがみつくと、さらに激しく上下して暫くするとう~と低い声を出して放出すると、
駒菊もぴく~、ぴく~と痙攣したのです、

安兵衛の一物が小さくなると、駒菊が和紙で綺麗にふき取り下帯を締めなおし、自分も着物を着て帯びを閉め櫛でみずくろいをして、安兵衛に酌をすると飲み干し、すまんと言うの、
でいいんですよ、安兵衛様は大事な大望があります、駒菊は決して迷惑はかけませぬ、お別れがくれば笑って送り出します、それまでは奥方様共々情をかけてくださりませ、花代は、
いりませぬと言うと、

それではお前に気の毒だと言うので、この世の名残に駒菊をお使いくだされ、惚れた男に大望を果たさせたいのです、吉良様の様子は色々探ります、大工の棟梁とも知り合いです、
上手くいけば図面も手に入るやも、しれませんと言ったのです、本所の方に呼ばれる事もあります、お手当てを貰った吉良家の人が出入りしている、本所の料理屋にもよばれます、

安兵衛様のお役に立ちたいのですと言うと、わかった、しかし危ない事はするな、お前にもしもの事あれば死に切れんのでなと肩を抱いたのです、それでは七衛門のおごりだそうだ、
ゆっくり飲むかというと、駒菊が酌をしたのです、居酒屋で飲んでいた源三郎と新之助の元に女将が来て、策は上手く行きましたやけぼつくりに火がつきました、二人は一仕事終え、
て楽しそうに飲んでいますよと言うので、

そうか上手く行ったかと言うとあやめがそのクスリまだありますと聞くので、ああ後一袋あるぞと見せると、わたしに下さいと取り上げるので、何をするのと聞くと好きな旦那に飲、
ませて抱いてもらうんですと言うので、まあ毒ではないからいいか、間違っても嫌いな奴に飲ませるなよと言ったのです、新之助に先ほど安兵衛に言うた吉良屋敷の事はほんと、
うかと聞くと、

本当だよ改築の棟梁から聞いたのだと言うので、それでは図面も持っているなというと、もつているが見せてはくれんよと言たのです、あやめはお勝つ達の座敷に行かなくていいのか、
と聞くと、七衛門の旦那があのまま返すと、悪いと言っていましたから、お勝つ姉さんの行きつけの、小料理屋でのんでいるはずですと言うので、そうかそれならいいだろうと言うと、
新之助が今日当番だったのだ、

三蔵と下っ匹が回ってくれたのでもう帰っているだろう顔を出してくると言うので、ここはいいぞというと馳走になると店を出て行たのです、あやめがこれで二人きりですね旦那と、
酌をするので、私の知っている小料理屋があります、美味しいイワシもありますよと言うので、協力してくれたので付き合うかと言って勘定を払い店を出てついて行くと、裏通り、
にある小料理屋です、

ノレンをくぐると女将があやめちゃんいらっしゃい、お姉さん達はと聞くので、ここに来た事は内緒にしてと言うと、ここでは万が一入ってくるとまずいわ、奥の部屋なら入ってきた、
ら声をかけるので裏から出れるわと言うので、そこへと言って手を引くので奥の桟敷に上がると、駒菊がぞうりを手ぬぐいにくるんで座敷に入ったのです、小さな部屋で女将が狭くて、
済みませんと言って、

酒とイワシの塩焼きと野沢菜を出したので、女将さんは信州が生国かと聞くと、あやめちゃんとは同じ村の出なんですよと言うので、そうかというと、酌をして亭主が病気で死んだ、
ので江戸に出て来たのです、ここの主人は私の親戚なのですが、去年なくなって、女将さんも早くになくなったので、私が後を引き継いだのですと言うので、そうか、それは気の毒、
な事だったなというと、

それでは姉さん達が来たら声をかけますよと部屋を出て行ったのです、あやめが酌をするので飲み干しイワシを食べると中々太ったイワシだなと言って、あやめは江戸にはと聞くと、
凶作で年貢が納められず、売られてきたんですよと言うので、信州の何処だと聞くと高遠ですと言うので、凶作でも年貢を絞りとるのかと聞くと、代官が悪い奴で庄屋が頼んでも、
凶作と認めないんですよ、

代官がいるとなると天領だな、幕閣も知らないのかというと、なんでも、若年寄りに沢山の賂を贈って江戸に帰るように頼んでいるらしいのです、年貢をきちんと納めないと江戸に、
は帰れないそうで、それで認めないのです、多くの娘が売られて江戸に来たのですと言うので、まつたく政はどうなっているのだと憤慨すると酌をして、百姓は所詮絞りつくされる、
定めなのです、

稼いだお金を送っていますので、随分暮らしは良くなったと便りに書いてありました、この前源三郎様から貰ったのも送りましたら、馬が買えて野良しごとが随分楽になったと喜ん、
でいるそうですと言うので、お前は感心だなと言って飲めと杯を渡すと、さつきのクスリは女子が飲むとどうなるんですかと言うので、さては入れたのか、道理で一物がムズムズ、
すると思ったよ、

飲んでみな多分からだが火照るんだろうと言うと飲み干して、ほんどだ頬が熱くなって着ました、源三郎様はと股に手を入れて一物にさわり、まあビンビンですねと言うので膳をど、
かし押し倒して唇を重ね、腰帯を解き肌襦袢一枚にして敏感な部分に指を入れるとすごく濡れており、あ~と声を出したので一物を差込激しく動かすと、声を立てて抱きついて来た、
のです、

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