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暮らしの予約は海峡を渡る
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(四)
文字数 208文字
乗船すると、私は三等船室へと向かった。広い大部屋に、絨毯敷きの大きな台が置かれていた。夜間にはそこに男女関係なく雑魚寝できるようになっていた。
私は荷物を置くと、部屋を出て、デッキに来た。
上下に揺れる足元に少し違和感を覚えながらも船尾の方に向かった。船の後方には船室がなく、広い場所になっていた。床下から煙突や機械の箱、下の階へ降りる階段などもあった。どんよりとした色の空から白い雪が舞い降りてきていた。
(続く)
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暮らしの予約は海峡を渡る
筑紫榛名@5/19文フリ東京【あ-20】
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