16-3
文字数 837文字
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首から下げたペンダントを弄りながら、
フランツは早々に階段を上がっていった。
埃を払いながら、闇の中で集中する。
目が慣れるよりも早く、
床で横たわる気配を感じ取ったカノンは、
そちらへ歩み寄り、手を伸ばした。
目が慣れるよりも早く、
床で横たわる気配を感じ取ったカノンは、
そちらへ歩み寄り、手を伸ばした。
そう言われては、ぐうの音もでない。
カノンはイーリアスから
少し離れたところで腰かけた。
カノンはイーリアスから
少し離れたところで腰かけた。
疑念が頭を過り、
その考えは大きくなっていく。
魔巧具が破壊され、
呪いを気にしていたことも気がかりだ。
意識をできるだけ逸らさないように、
状況を打破する為に思考を巡らせ始めた。