第2話
文字数 313文字
美香はしぶしぶ起き上がり、適当な服を着て、洗顔もしないまま日焼け止めだけ塗った。
どうせマスクして、帽子深くかぶるし。帰ったらちゃんと顔洗って化粧するし。だって会社行かなきゃなんないし。
そうよ、なのに、今から墓参りなんてめっちゃメンドクサイんだけど。
父親の運転で、3人は墓地に向かった。6時半が三崎家の念仏の時間である。
父親と美香の出勤時間を考慮し、三崎家を一番先にしてもらう約束になっている。
墓地に着いた。
父親と母親が墓石に水をかけたり、花を供えたりしている中、美香は知らん顔でスマホをいじっていた。
6時半になったが、おっさんは来ない。
「ちょっとお~。まだなの? 会社に間に合わなかったらどうすんのよ!」
どうせマスクして、帽子深くかぶるし。帰ったらちゃんと顔洗って化粧するし。だって会社行かなきゃなんないし。
そうよ、なのに、今から墓参りなんてめっちゃメンドクサイんだけど。
父親の運転で、3人は墓地に向かった。6時半が三崎家の念仏の時間である。
父親と美香の出勤時間を考慮し、三崎家を一番先にしてもらう約束になっている。
墓地に着いた。
父親と母親が墓石に水をかけたり、花を供えたりしている中、美香は知らん顔でスマホをいじっていた。
6時半になったが、おっさんは来ない。
「ちょっとお~。まだなの? 会社に間に合わなかったらどうすんのよ!」
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