第5話 永久魔法

文字数 2,243文字

「いちゃいちゃ対決か、私はいいですよ。今日は竜君とお出掛けだったし」

「ごめんなさい兄が可笑しいこと言って困らせてしまい、兄には後で言って聞かせます。」

頭を撫でると溜息をつくベル
「お兄ちゃん辞めて私のこと大好きなのは、わかるけど駄目だよ」

軽く叱ると寂しそうにこちらを見て、話にまざる
「ベルは何処にいきたい。何したい」

「たまには遊園地行きたい。後学園の教科書みたいね」

そして冒険本部にいた、皆が起きる。
「皆さんおはようございます。 今日は私と竜君はお出掛けにいくんだよ。」

竜臥崎を強引に連れていった。
「学園長おはようございます。教科書とかはありますか?あるなら下さい。」

学園長は鞄(かばん)の中から勉強道具を取り出す。
「これが三人の教科書で今はここまで進んでいる」

目印に栞(しおり)をつけ、読み始めるベル
「今日の予定は皆決まってるかの」

会長が皆に問うと、教科書を読んでいたベルが教科書を閉じる
「考えたら住む場所や家具買ったり、忙しかったんでした。」

慌てた様子を見せるとベルから離れない真央が裾(すそ)を引っ張りながら話す
「家なら見つけたよ。買い物の場所はまだ見つかってない」

甘える真央に不思議がっていると、ベルが説明始める。
「1番原因はこっちだけどまだ言えません。二個目はお兄ちゃんは私のことが好き過ぎる」

【お兄さんだけでなく、ベルちゃんも好き過ぎるの見てればわかるよ。鈍いなぁ】
 
持ち上げた状態で椅子に座りそこへベルを膝に乗せる。
「お兄ちゃん恥ずかしいよ。 この家広いね。しかもここからも、学園から近い」

決まったように思われた時、水音寺が見る
「呪いの館だ。 ベルちゃん達ここだけは辞めた方が良いよ。呪われる」

水音寺は多少怖がっているのがわかる。
「桜に変わり私が説明するわ、写真見せて欲しい」

菊川怜子は写真を見て、説明始める
「家族構成は子供が2人両親の4人 そのうちの3人が惨めな殺し方だったらしいよ。 残ったのはベルちゃんくらいの少女 夜になると成仏出来なかった亡霊仕業らしい」

すると、会長達が外へ出ようとしていた。
「俺等は帰るから、用事あるなら、学園長や千沙ちゃんに連絡してくれ」

二人を見送り、皆は準備を始めるそこへ男性が話しかける。
「皆さんおはようございます。今日は何処か行くのですか?初めましての方もいますね。僕の名前は雪山春希言いますよろしくお願いします。」

頭を下げる雪山に近づき話す。
「雪山さん体調大丈夫ですか?」

「はいありがとうございます。 体調も魔力なども前より元気なりました。ありがとうございました。」

そこへ美沙が隣にくる。
「元気なって、よかった。危険なことあまりしないで 心配なるから」

頬を膨らませると抱きつき笑う
「お出掛けにいくなら、僕も行きます。」

そして皆で冒険本部を出る。
森の奥に入るとそこには館が見つかる
「館発見しました。ですが雑草だらけで人がいるとは思いません隊長殿」


「水音二等兵突入」

中に入ると予想以上に綺麗で皆は違和感を覚える
「魔力を感じます。注意して下さい。」

自動的に閉まった後に声が聞こえる
「皆さんこんにちはわが館へ 早速ルールは単純 左右2人と3人に別れ、私のいる場所にたどり着くそれがルール それだけでは、面白みに欠ける。ということで障害物として、館にある、人形が自動的に動き反撃をする。人形の停止方法は壊す 私の扉前と、ボスの扉は人形は停止する。」

説明をする男に、春希がびっくりしたかのように静かに聞くとベルが質問をする。
「グループついては私の方で決めて構わないですか?後何処にいるかや、グループが決まり、ここから100m離れてから開始を合図送って下さい」

ベルがお願いすると、男は楽しんでいるかのようにこう話す
「私がいる場所は実験室の扉前にいる。今の少女のお願いも、OKそれと、倒れた仲間は、人形になるから、全力で戦うことをおすすめする。」

そのいいように、水音寺と美沙の二人は不安がるとベルが二人に抱きしめる。
「お兄ちゃん悪いんですが、春さんと一緒によろしくね」

抱きついたまま、ベルは歩きだす。それを見送る二人
も探索にいった。
「ベルちゃんっていい匂いだね。ありがとう」

「ありがとうございます。 恥ずかしいし照れます。 」

笑顔を二人に見せると二人は再び抱きつく
「ベルちゃんって本当に可愛いわね。 」

水音寺は手を繋ぎ三人で探索すると、普通の部屋よりも、でかい、扉の前に立つ。
「水音二等兵突入だ、ベル総督後ろへ」

扉を開けると大きめな箱がぽつんと置かれていた。ベルは箱に手を置きすぐに離す。
「危険なものはありませんでした。」

そして水音寺が箱を開けるとそこにはノートがあった。そして三人は一緒に読む
「これは酷い、人間を何だと思っているの?」

ノートを読んだ三人は決意固める。
「ここにいる皆を救い、家族の場所に連れていこう」

そして部屋をでる。その頃ベルと離れた真央はというと、ドアのまえにいた。
「任せっぱなしできたが、本当にここが、実験室なのか?すいすい歩いてきたけど」

不安がっていると春はドアを開けると、実験器具が置かれていた。その奥から仮面の男らしき人物が話しかける。
「始まったばかりで、ここにたどり着き、裏日記入手か素晴らしい。」
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