017.魔術師との戦い

文字数 552文字

タツキ

魔術師と対戦用の戦闘訓練をしている超能力者は意外と少ない。

魔術師も超能力者も互いの手の内が分からないよう秘匿が第一だからである。

さて、フウカはどう出るのだろう?

よりにもよって、人質にイリカを取られてしまうとは、、、

フウカ

魔術師との対抗策なんて、まぁ、思いつかない。 

だが、人質を取るなんて普通の誘拐犯みたく人間みたいだ。

ということは、こちらの戦力に相対する自信がない。

だから、勝機はある。

タツキ

学校をスキャン中。オレの微弱な超能力では、人がいるかどうかを判別するのがやっと。

フウカ

それでいい。相手が大掛かりな結界を張ってない証拠だ。

タツキ

主事室に1人音楽室に2人、玄関に1人。

フウカ

タツキ、イリカにシールドを張れ。音楽室の座ってる方。

魔術師1人なら対超能力者用のスナイパーライフルで隙をつけるだろう。

私が打ったら、即、イリカの元へテレポテーションしろ。

影の魔術師

おおっとスナイプ技術も持ってるとか、スゴイ超能力者、、、と褒めておこ、、、っっ!!!!

フウカ

ジャックナイフが同じ形状だと思うな。常識にとらわれると、命失うって事だ。

タツキ

《イリカちゃんに殺人現場は見せられない》

イリカ

誰かに連れ去られて、目も手も足も拘束されて怖かったけど、タツキ君とフウカさんが助けに来てくれるって信じてた。

ありがとう。

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