第27話 見つけたい、月曜の魔法
文字数 331文字
ゴロー太は悩む。
全てを交換しても、まだ足りない。
そんな欠けてしまったものを、どうやって埋めてしまえばいいのか。
なにも持ってない。走り続けること以外に、ゴロー太は、なにもない。
どこかで見つけてこなくちゃ。
足りないもの。それが何なのかさえ、わからない。
だけど、探さないと、いつまでも、足りないままになってしまう。
月も半分欠けて、半分足りない。
道も途中で終わってる。
夜が囁く。”朝はこっちだよ”
でも、まだそっちに行けない。
今夜だけ、見つけられるって聞いたよ。
だから、今すぐに欲しいんだ。
ずっと、ずっと探したんだ。
だけど、見つからない。
あの笑顔が、もう一度見たかっただけなんだ。
なのに、もうすぐ月曜の魔法が終わってしまう。
走っても、走っても、足りないものは見つからない。
全てを交換しても、まだ足りない。
そんな欠けてしまったものを、どうやって埋めてしまえばいいのか。
なにも持ってない。走り続けること以外に、ゴロー太は、なにもない。
どこかで見つけてこなくちゃ。
足りないもの。それが何なのかさえ、わからない。
だけど、探さないと、いつまでも、足りないままになってしまう。
月も半分欠けて、半分足りない。
道も途中で終わってる。
夜が囁く。”朝はこっちだよ”
でも、まだそっちに行けない。
今夜だけ、見つけられるって聞いたよ。
だから、今すぐに欲しいんだ。
ずっと、ずっと探したんだ。
だけど、見つからない。
あの笑顔が、もう一度見たかっただけなんだ。
なのに、もうすぐ月曜の魔法が終わってしまう。
走っても、走っても、足りないものは見つからない。