第8話 2021/06/16

文字数 837文字

2021/06/16
今日は悪夢だったか覚えていない。
最近は夢を忘れてしまう、見ているのは分かる。
時の流れが早いというか、病気が治るのが遅い。
流れについて行けなくて身体だけ衰えていく。
カウンセラーさんには2年間で4年間分くらい動いていると言われた。
だから4年くらいゆっくりしてほしいと。
現実問題、そんなにゆっくりしていられないが善処したい。
生き急いでいる、皆何をそんなに求めているのか。
1日で出来ることは決まっているのに、それを超えさせようとしてくる。
こんな苦しい社会で生きていかないといけないのか。
本当に毎日が苦しい。
寝て起きて食べて身支度して、自分のことで精一杯だ。
1日のほとんどを眠って過ごしている。
体力が無い、動いていられない、睡魔が襲ってくる。
1日に起きている時間の方が少ない、それでも肌は荒れて見るに堪えない。
ぐっすり眠れていない、日中に寝てしまうのをどうにかしたい。
若いこの今を無駄にしている感覚。
何をしても駄目で、治らなくて、毎日が平坦で。
いつ治るのか、いつも不安でどうしようもなくて、心臓が痛い。
全部を諦めて消えてしまいたい、死んでしまいたい。
喜びを、楽しみを感じる感情を取り戻したい。
25歳までに何かしたいと思っていた、平凡な人生で何か出来るのではないかと。
何も出来なかった、一生懸命生きているだけ。
何も感じないで、ただ生きているだけなら。
楽しみを感じられないなら死んでいるのと同じだ。
生きている意味が無い、何をしたいのか分からない。
何をしても楽しくなくて、意味を感じない。
笑ったり泣いたり、出来るのに虚無感が無くならない。
本当のことは家族に言えない、死にたいなんて言えない。
カウンセラーの先生にさえ言えていない、ずっと苦しい。
早く楽になりたい、なれないのなら死んでもいい。
死ぬのが怖い、痛みが怖い、自分を傷付けることなんて出来ない。
恐怖心だけで生きている、そんなこと誰にも言えない。
先々の話が出来ない、先なんて無い。
早く、早く楽になりたい、ただそれだけ。
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