はじめに ~ヤスケに続け!(妄想女子の独り言)~

文字数 2,337文字

(2021.5.18)
このコーナーを安心してお楽しみいただくために、
現時点で、翻訳著作権についてわかったことを書いておきます。

結論から言うと、私はちゃんと許可は取っていて、法には触れていない、ということです。^^

まずですね、
外国語の著作物を、原著者の許可なく翻訳して発表することは、違法です。
たとえこのような無料のサイト上であってもです。

私は「舞台化」の許可は取ったので、
私の戯曲の中に「引用」として私自身の翻訳を生かしても、まったく問題はありません。
ただし、戯曲からはみ出してしまうと、単なる「引用」ではすまされなくなってきます。

そこで私は、改めて、現在の著作権保持者のかたに連絡を取りました。
原作者、故アーシュラ・K・ル=グウィンさんのご子息である、テオドール・ル=グウィンさんです。(英語の発音だと「シオダー」のほうが近いですが。)
テオさんは、新しい日本語訳を出したいという私の願いを大変喜ばれ、
「自分としては異存はない」
と快諾してくださいました。
ということで、私、原作の著作権保持者の許可は、得ています。

ところで、
日本の出版業界には、「版権」「翻訳独占権」という「慣例」があるそうです。
これについて、専門家の解説を見つけましたので、ここに引用しておきます。
法哲学がご専門の大屋雄裕先生(現・慶応義塾大学法学部教授)のサイトです。
(太字の強調は引用者(=私)によるものです。)

***ここから引用***

Q. (外国語の著作物を翻訳して公開するには)どういう手続きが必要なんですか?

A. まず原著作物の著作権者の許可は絶対に必要です。(中略)次に述べる理由から、日本版出版者への連絡は、日本版を直接利用するのでない限りとりあえず不要と考えられます。

Q. 日本の出版社が「版権」を持っているようなのですが?

A. そのような概念は日本の著作権法にありません。
「版権」としばしば呼ばれているものは法的に確立された概念でも何でもなく、出版業界の人々が「ウチのもんじゃ」という感覚を持っているものに対して適当に主張しているに過ぎません。基礎となる契約が存在している場合もありますが、それがどのようなものであるか、どのような法的効果を持つものかは慎重に検討する必要があります。

Q. 日本の出版社が「独占翻訳権」を持っているらしいんですが?

A. 「独占翻訳権」という概念も、著作権法にありません。
(中略)
つまり、独占の特約があるにも関わらず原著作者が別に許諾を出してしまったとして、しかしそれは原著作者の被許諾者(1)(=第一の翻訳者)に対する契約違反を構成するに留まり、被許諾者(2)(=第二の翻訳者)は一切不法行為を犯していることにならない、ということです。
ですから、このパターンの場合まず原著作者に聞いてみて、向こうが「いいよ」と言えばOKじゃないかな、ということです。(後略)

***引用終わり***

原文サイト
http://www.law.nagoya-u.ac.jp/~t-ohya/fragment/copyright.html

この他にも、知人の、知的財産権のプロ二人に確認してみたのですが、同じ答えでした。
つまり「本人(または遺族)が良いと言えば、良いはず」だそうです。

ただ、問題はですね。
「慣例」は「慣例」なんですね。
アメリカのエージェントさんに、自分のホームページに翻訳を絶対アップしないでねと釘を刺されました。ハヤカワさんに新訳を出したらどうかと言ってあげてもいい、そのときはあなたの名前を最優先してあげるけど、ハヤカワさんが誰を選ぶかは彼ら次第だから、と言われて、それきりになっています。
「ネット公開すると、それだけ出版から遠ざかりますよ。出版社はオンラインで無料で読めるものをわざわざ本にはしないから」と脅迫、というか脅迫、というかはっきり言って脅迫、いえ、忠告されました。笑

じつはすでに早川書房の編集者さんにお会いしてお願いしたこともあります。お答えは、いまの日本語版の翻訳者が超大御所で、しかも現役でいらっしゃるので、別の人の新訳を出すのは難しい(表情としては「ほぼ無理」)、だそうです。

ファンとしては、なんとも残念です。
もっと読みやすい翻訳さえあれば、ぜったい読者は何倍にも増えて、
ル=グウィンファミリーのためになると思うんですね!
アニメ化とか夢想してしまいます。ブリザードのロケと両性具有のキャスティングという二重苦で(笑)、いまだに実写化はされていないんです(BBCがラジオドラマにはしていますが)。
これを映像化できるのは、クールジャパンのわれわれだけじゃないでしょうかね??

……と、きゅうにテンションが上がってしまったのは、きのう偶然、ネトフリで世界配信されたばかりのアニメーションのことを知ったからなんです。
YASUKE。信長に仕えた実在のアフリカン侍が主人公の、バトルファンタジーです。
制作はMAPPA。『呪術廻戦』や、私の愛する『どろろ』(2019年版)を作っている所です。
https://www.netflix.com/jp/title/80990863

だからもうゲンリー・アイまであと一歩じゃないですか!!
ヤスケ、設定としておっさんなんです(本能寺の二十年後だから)。それでこの美しい造形ですよ。
ぜったい絵になるよ、ゲンリーもエストラヴェンも!!(身もだえ)

なので、あきらめずに、まずはこつこつと下書きを続けていこうと思います。
下書きのURLは、非公開ですから、もしも漏洩しているところを見つかって叱られたら、ごめんなさいうっかりしていましたと言って閉じるつもりです。

こんな孤立無援の私を応援していただけたら、心から感謝いたします。(^^)/
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