らいでいん

文字数 454文字

給食のカレーが激辛だったの(涙)
化粧ポーチの中身がムカデだらけだったの(泣)
お気に入りのダメージ・ジーンズにアップリケが付いて綺麗に裾上げもされてたの(怒)
確認するまでもなく犯人はコイツ!!
「るーるーるるーるーるるるー♪ はぁ、なんて眺めがいい場所なんだ。うーん気持ち良いなー。こっちの世界に呼ばれて良かったぜ」
ここは夕焼けに染まる恋人岬。
四六時中ずーと捜し回った使い魔が目の前にいるの!
私はそっと近づいて…
【らいでい~~~ん!!】
勝手に名付けたかみなりの魔法。
その強力な雷を帯びた魔法弾は確実にアイツを捉えて…
しかし、まるで見てたかの様に宙を飛んでかわす使い魔。
いや、実際に気付かれていたのよね。
たぶん…。
【らいでいん!】
【らいでいん!】
【ぎがでいん!!】
ムキになって魔法を連発しても全部見切られて当たらない…。
「へへーん。そんなものがあたるもんか!」
その瞬間!
死角から放たれたコロネの“かなダライの魔法”がアイツの脳天にHIT!
かなり痛そう。
「油断したぜ…」
撃墜された使い魔は崖下の砂浜に墜ちていったの。
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登場人物紹介

鈴音(すずね)


修道院の貧困を救うためにお金を稼げる大人を目指している孤児院出身の女の子。

努力と根性で高名な魔法学校に次席入学を果たした。

過去に壮絶な死別を経験しており、食べ物を粗末にする事を極端に嫌う。

明るく積極的で協調性にも優れ友達が多い。

しかし実は周囲の生徒と価値観が合わず、本当の友達と呼べるのはランカ一人しかいない。


演者:CHOCO鈴音

蘭華(ランカ)


すずねの親友で魔法学校を主席で入学した秀才。

天才肌で大抵の勉強は授業のみで覚えられる。

しかし将来に対して何の希望も目標も持てず悩んでいる。

明るく行動的なすずねに刺激を受けてうわさ話を追いかけている。

意外と抜けている一面も。

好物はラーメン。


演者:CHOCO蘭華

亀谷商店のトメさん


駄菓子屋の店主をしている蘭華のおばあちゃん。

とっても優しくて、すっごく恐い。


演者:無糖あず

※本作の監督です。トメさん役が見つからずピンチヒッターとして俳優デビュー。二次創作“君影草と魔法の365日”の作者。

消えた石像


とっても恐い形相をした石像。

魔法学校の玄関に2対飾られている。


演者:猫威ガーディー

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