１．おふくろの味
文字数 723文字
こんにちは。颯香 です。本編、楽しんで頂いてますか？
あらためて、私のお姉ちゃんと妹をご紹介しますね。
長女の舞香 です。妹をいつも応援してくださって、ありがとうございます。
三女の花香 です。姉たちが、お世話になっております。
そよちゃん、ホントお疲れ様。
思えば、スタートは、お父さんが作ってくれた、家の中庭の土俵だよね。
そうそう。普通の土俵と比べたら小さくて、綱引きの綱みたいなので、円を描いてね。
お父さん、楽しそうだった！
お父さんと遊んであげたんだよね。私たち。
土まみれになって。
お母さんにまで『美紗子 もやらないか？ 颯香とどっちが強いかな？』なんて言って誘ってねぇ。
絶対、そよ姉が強い！
まい姉、お父さんのものまね、上手！
お母さんは、土まみれにはならない！
でも、はなちゃん、本当はお相撲やりたかったんだよね？
うん！ でも、私、虚弱体質だから(^^;
丈夫に育って良かったね。
まい姉がいつも栄養たっぷりの美味しいご飯、作ってくれるから(^^)
お母さんって、ホントはお料理苦手？
お母さんはね、ファッションモデルだから、ケガをしちゃいけないって、お父さんが包丁持たせなかったんだって。俺が作る、って。
愛だねぇ！
優しいねぇ！ 愛妻家。
でも、子供を持つようになってから、お料理覚える努力をしたんだって。
母の味って・・・・何かな？
カレーライス？
サラダ？
卵かけご飯？
んなわけ‼︎
ちょっと待って〜！
あなたたち、聞き捨てならないわ！
ひょえ〜‼︎ お母さん！
やば！ 母の味？ え〜と、え〜と・・・・
あっ！ あった、あった、お煮しめよね？ おばあちゃんゆずりの、お盆のお煮しめ。
お母さんの唯一の、おふくろの味！
「唯一の」は、余計(￣^￣)
