玉子の恋

文字数 211文字

「いいじゃん。タマゴ。毎朝食べてるよ。」
「人ごとだと思って。オウジョ様は気楽だな。」
 幼い頃は、隣同士だったこともあって、良く一緒に遊んでいた。小学校・中学校とも一緒。しかし、玉子と王女だ。からかわれないわけがない。
 いつしか、話をすることもあまりなくなった。意識すればするほど、気になる。しだいに、近くにいるだけでもドキドキする。
「恋?」

 これが、吊り橋効果というものだと知ったのは、最近になってからだった。
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登場人物紹介

とりの ぎょくじ(玉子)

中学三年

王女の幼馴染で隣に住む

鉄道オタク

生物の雑学がある

いづみ おうめ(王女)

中学三年

玉子の幼馴染で隣に住む

ヘルパー死神

玉子の担当死神

おっちょこちょい

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