耳なし芳一の話 結末

文字数 616文字

・PC①が「小包②」を持っている場合

 PC①は予定通り内通者の屋敷に到着し、歓待されます。内通者は茶器を手に取り、「なるほど、これが伊賀のやきもの。派手さがない分、土と火の力が直接伝わってくるようだ」と評し、「数寄のわかる伊賀国とは今後とも良い付き合いをしていきたいものだ」と告げます。

 PC①は一仕事終え、意気揚々と伊賀に帰ります。【使命】達成です。

・PC①が「小包①」をそのまま内通者に渡す場合
 上記と同じ流れです。しかし、木曽三川の島々からずんずん離れていくPC①は、後方の島の1つからもうもうと土煙が上がることに気付きません。伊賀は得意先を1つ失いました。【使命】未達成です。
・PC②が「小包①」ないし「信楽焼の茶器」を持っている場合

 PC②は予定通り一揆首謀者の屋敷に到着し、歓待されます。首謀者は茶器を手に取り、「なんじゃ、小汚い花瓶じゃのう。じゃが名のある茶人たちが信楽焼を褒めそやすからには、これもまた値打ち物なんじゃろうな」とつまらなそうに評します。

 PC②が屋敷から去ってしばらくすると、雷鳴と共に屋敷が木っ端微塵になり、もうもうと土煙が上がります。甲賀の里の真意はともかく、とにかく荷物を渡したのだから何も問題はないでしょう。【使命】達成です。

・PCがプライズを届け先に渡せなかった場合
 PCは上司から、「まあ失敗してしまったのは仕方ない。だが、責任は取ってもらうぞ」と告げられ、今後しばらくの減俸を受けます。
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