第31話 アルカトラズ

文字数 3,785文字


小田が神から習ったことを俺らに話す。
ミケとホンコンも一緒に聞いていた。なんとなくわかった様子?すげーな精霊系の頭
が、俺らにとってはなにがなにやら?
仕方が無いと思ったのか小田、雑談に切り替える。

「アルカトラズって呼んでたわ、入ったら釈放されるまで抜けられない世界だってw」
「アルカトラズ様でいんじゃね?」山田
「縁起悪すぎな神様になっちゃうだろー」
「脱出できるじゃん、マットで浮き輪作って、老人になれば」
その老人になるって必須要因じゃねーだろ?
「つか、パピヨンかよっつ!!」
「・・・いっそのこと、パピヨン様?」沖田
・・・・・
見た目の雰囲気は、その呼び名でも違和感ないよなー、、
蝶というイメージも、合ってるっちゃー間違っちゃいない、違和感はそれほどない、つか、どっちかってーと合っている方向にあるよなー、、
本名というより、あだ名?軽い呼び名?みたいなものに丁度良い?

「わかった、、、あの神様関係の物は、蝶をイメージしたものを使おう。で、正式名称ではないが、ロゴ?というか、そんなんが蝶なので、俗称でパピヨン様。パピヨン神ではない、様で。うちのぱぴよん様、とかー
ってな感じで、どうよ?」
「「「・・とりあえずは、いいんじゃないかな?」」」
「そう言えば、庭園に蝶が結構いたなー、神様話ししてたし」
眷属かー?
まぁ、今となっちゃ俺らも眷属みたいなもんか、最低級眷属wつか、使いっぱ?玩具?山田は確定だなw

「で、何の修行だったのかは先程聞いても全く持ってさっぱりだったからアレだけど、魔法とかうまくなったの?」
「んーー、どっちかって言うと、神様になるための修行?なのかな?、、だから、実際何をできるように、とかの修行はやっていない、、んだよね?」
なぜ疑問形?

「んじゃ、俺らあの神さま信仰しないで、小田を信仰すりゃいいんじゃん。」
真理だ!ってっ
「違うっつ!!駄目それ!!神様泣くからっつ!!!だめな!!絶対ダメ!!」 俺何故か必死!!
「え〜?いいじゃん?側に居るし、、」
「やめいっ!!言うな!! あの神様は小田の師匠神様なんだぞ?小田の師匠を無視するのか?」
「あー、そうかー、、、わかった」
ふー、、なんか、すっげー危機を乗り越えた感じ、、






その晩夢を見た。
パット入り神様
「あの瞬間、我を忘れてなーー、お前らの世界滅ぼしかけたわwはっはっはっはっは!」
笑っている場合じゃないっしょ?

「お前、勘がすごいな?というか、特製危機センサー入り人間?人類最先端技術?」
いやわかりましぇん、、

「まぁ、あーいうのと一緒ってのがお前を鍛えるのかも、、」
いらないっすそんな日常修行

「お前らの前居た世界の、ムー大陸だっけ?アルカトラズ大陸だっけ?なんかそんな感じのあったろ?大昔。あれな、人類の前の文明でな、わしが滅ぼした。」
・・・・・・

「やっぱ山田みたいのがいてのぉ、、が、可哀想なことにお前はいなかったんだよ、、気付いたら滅んでたwはっはっはっはっは!!」
マジ山田やばすぎだろ存在がっ!!

「あ、でも神様?山田を良いようにおもちゃにしていますよね?」
「・・・・・」

「いっそ、山田も神様のところで修行させてもらい、まとも、にさせてもらえませんかね?」
「ああ、わしに押し付けようと、、山田がいなけりゃ少なくともわしに滅亡させられるような阿呆な発言をする物体は下界に存在しなくなるからなー」

「ははは、、、そんなわけないじゃないっすかー(棒)、神様の威厳を徹底的に見せつけて貰えば、、」
「でもな?”山田成分”が、神パワーで強化されてしまったらどうするよ?」
・・・・(超大汗)

「やっぱ、いいっす、、、」
「だよなー」

山田に日常的に洗脳かけるように、、そうだ、小田と一緒に祠のお世話を、、
「いらない。」

は?
「いらない、山田は。」

は?なぜに?
「あの、ゴミみたいな飾り付け、山田のアイデアだろ?、まっずい酒やジュースも」
あ、野菜を適当にまぜて野菜ジュース、ソレに酒ぶっこんで特製酒とかやてったよなあいつ、、大根やじゃがいもいれるなよなー

「今迄通りでいんじゃないか?まぁ、山田に関しては我が許容してやればいいことだし、、」
許容する間も無く滅ぼしはじめたんじゃなかったっけ?
「・・・・・・・努力はしてみよう」さらばじゃ

あ、逃げた




「と、いうわけで。(夢の説明終了)
この世界を滅ぼされたい人ーー!」
シーン・・・
「だよな?な?山田?」
「え?俺?」
「お前以外原因いないだろ?話理解できていないのか?」
まぁどーしょーもない事、物?者?はおいといて、、

「なので、困った時はギルマス」



「おまえら、、、まぁ、いーけどよー、、、、」
「はは、お世話になっています、、、」俺

「で、具体的にその神様のご機嫌を取るために何かしたい、と?」
「そういうことになるのかな?」俺
「でも宗教起こすのはちょっとねー」沖田
「うん、、」小田
いやお前も神当事者候補筆頭だろ?

「別に何もしなくっていんじゃね?」ギルマス
「「「「へ?」」」」
「だってよ、小田が神様の弟子なんだろう?小田が、というかお前らチームがそのうち活躍すりゃ、
それが「うちの神様のおかげ」ってことになるだろ。」
「まぁ、、そう言うこともできるけど、、見えないんで説得力が、、不足?」
「んじゃ、神パワーンを施した防具とか武器とかお守りとかなんか作れねーのか?あきらかに「何か違う」って感じ取れるような、なんかを」

皆小田を見る。
「・・・・」小田しばし黙考の末、沖田の小手に両手を当ててそのまましばし。

「どうだろう?おきっち、コテ外して、剣で切ってみて?」
キャン!!はじいた、つか、剣が刃こぼれ、、
「燃やしてみて」
「ん」
ごーー!!石の床だから遠慮せず思いっきりやる沖田。今の沖田は結構強い威力のはずなんだが、、建物は燃えずに済んだ。石はひょうめんぼろぼろにw
小手は、さっぱり?何か?みたいな?
「んじゃ、今度は小手を付けて、、」
沖田小手付ける。
小田、俺の剣をすっと抜いて、平面でガン!!と沖田を殴る、何も防備されていない頭頂部をっ!!
「ん?」何?みたいな顔してないで沖田さん

「・・・どうなってんだ?」ギルマス。
俺らも知りたい。

「”持ち主を守りなさい”と言いつけました。」
え?言いつけただけ?
「「「「そんだけ?」」」」
「うん」

沖田、どうぞ、と、山田が沖田に水筒を渡す。沖田何も考えずに飲む。
「ぶーっ!!!なにこれっつ!!!まっず!!!毒?」
「毒のわけないじゃん、健康飲料だよ?野菜ジュース!!」
「だからそれやめろって神に言われたろう!!!」俺

「不味いものは害じゃないから?守る必要ない?それとも口に入るものは守れない?」
「んー、小手だからねー、剣とか弓とか魔獣のなんかとか外的な物理攻撃以外は駄目なのかな?」
「いろいろ実験してみようぜっつ!!」wktk山田
殺気を山田に向ける沖田
「モルモットだー!!」
更に焚き付けをくべる山田 そんなに死にたいのか山田!!

でも
「実際、どの程度までの効果なのかわからんと、いざという時困るよね?」俺
いや、火中の栗拾い係ですからむかしから

「ふう、しょーがないわねー」諦めいい沖田

ギルマスとうちらで鍛錬場に出る。
ギルマスは途中一階の事務所のドアから中に顔を突っ込み、なんか言っていた。

結局
ここでできうる物理攻撃、魔法攻撃は全てはじき、沖田は痛みも感じなかった。
「ちょっと休憩なー」
お!ギルマス気が利くじゃん!!ジュースに茶菓子!
だがしかし、
俺と神田と小田は気がついた。コップと菓子に手を伸ばしたが、口を付けない。
「あーのどかわいた!」沖田
「うまそ!」山田
二人はジュースを飲み干し、菓子を口にいれた。

見ていると、
ポトッ、、
菓子を落とす山田、拾おうとしても体がうまく動かない?
「何やってんのよ、ほら!」
沖田が拾ってはたきもせずに山田の口に押し込む。

「ほう!毒消し効果!!!」
「ギルマス、趣味悪りー」
「ちょっと、、わかるけど、、、でも、、、んーーー」困る小田。

「いやいや、ほれ、山田、コレ飲め、」
と山田の口に液体を流し込む。
で、ベンチに横のならせる。
「すぐ動けるようになる、だってよー、薬が効いているかどうか、目安が無けりゃー、わからんだろう?」
「まぁ、、効果の程はよーっくわかりましたがー、、」
「まぁ、お前ら3人は大したもんだな。神山も引っかかると思ってたんだが、、、」
余計だよっ!!

山田をお姫様抱っこしたギルマスと俺らはギルマスルームに戻る。
「で、結論だが、使用禁止。」
「「「「ですよね」」」」
「うー・・」
山田は反論したいそうだ。

「山田がわかっていないようですんで、ギルマス( `・∀・´)ノヨロシク」
「山田、お前の服に小田が神威を掛けたら、もう誰もお前を倒せないよな?
1つめ、悪党が手に入れたら対処に困る
2つめ、防具、剣、素材加工などの技術開発が、これ以上発展しない。
3つめ、よって、防具や鉱物の素材採取依頼がなくなるぞ?いいのか?

今気づくとこだけでもこれだけある。1つだけでもとても大変なことだ。それが3つも。大人数でよく考えれば、もっともっと出てくるだろう。なので
機密事項。口外禁止。ダゲー魔法級な。」
「「「「「・・・・らーじゃ・・・・」」」」」

「おまえらって、ほんっとーーに、アレだよなーー」
アレっていわれちっち、、、
「七不思議になったのもうなずけるわ、決めたやつ先見の明がっつりあるよなー」
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