ビットコイン100万円突破!

文字数 680文字

「ビットコイン100万円突破して、133万になってたけど、昨日の朝4時の大暴落で80万円で売ってしまった」

 と嘆くのは石田三成の腹心、島左近(しまさこん)である。
 そこは石田三成の都内、目黒のアパートである。
 左近は通称で、本名は島清興(しまきよおき)と呼ばれている。
 西軍の大敗だった関ケ原では奮闘して、その武勇は敵である東軍の武将に語り継がれて後世に名を残した。
 「治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」ともいわれている逸材だったという。
 武骨者で理財(金融)関係には疎いようだ。
 
「俺は慌てずガチホールドで、80万で買い増したよ。昼ごろには120万ぐらいに戻ったし」

 策士的な面もある真田幸村は相変わらず抜け目がない。

「………左近、そういうこともあるよ」

 三成は励ましたが、実はビットコインFXで130万から大量売り仕掛けしていた。
 ビットコイン暴落の主犯のひとりだった。
 しかも80万円でも買いまくっていて、シリアのISISの石油輸送のリゾートバイトで得た資金が数百億に膨らんでいた。
 さすが、理財に強い三成である。
 ちょっと気が引けたが。




(あとがき)

【悲報】ビットコイン、大暴落。ロスカットの連鎖、死人が出てそうなチャートに
http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/52534365.html

ビットコイン130万円へ暴騰後に100万円割れの大暴落!その原因は?
https://cc.minkabu.jp/column/253
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登場人物紹介

神様

織田信長の神霊説もある。

神様の助手

黒髪の童子。

石田三成(いしだみつなり)

某戦国武将と同姓同名の男。
チートなスキルをもつ非正規社員である。

島左近(しまさこん)

某戦国武将と同姓同名の男。
三成のコンビニバイトの副店長だった。

婚活の女神アリサ


三成と関わりを持つようになる。

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