『灰と話す男』
文字数 553文字
『灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘』/佐藤青南
「消防女子」シリーズの第二巻。
あいかわらず良いです♪
こういう命がけの現場で戦うお話、ぐっときまくりです。
今回はタイトルのとおり「灰と話す男」と呼ばれる火災原因調査員がニューキャラクターとして登場。
火災現場の消しあとから原因を探る推理も見どころ。
とはいえ、主人公は彼ではなく、前作よりちょっと成長した消防女子の高柳蘭のまま。ちょっと女子捨てすぎじゃっておもうけれど、ま、こんな現場じゃしかたないよね(汗
以下ちょっとネタバレ
あいかわらずたくましく頑張る彼女ですが、今回、とうとう彼女の勤務する浜方隊で殉職者が出てしまいます……。
激しく悩み、苦しみ、悲しむ彼女ら消防隊員。しかし、襲い来る災害は待ってはくれません。
そんな中でも市民を守ることができるのか、再び立ち上がることができるのか。
手に汗握る展開にページをめくる手がとまりませんでした。
よく考えたら、これって炎って敵という巨大な敵と戦う少年漫画的な、燃える展開なんですよね。主人公女性だけど。
男女間の恋の炎はちっとも燃える気配はありませんがw
火消しに燃える(?)女性の熱き戦いがぎっしり詰まったオススメシリーズです。
今回もグッと来るお話で良かったです。まる。
Original Post:2015/09/16