第二章 燻る火

文字数 866文字

八田笙明 Hatta Syoumei
都の大社、天満宮神主の八田家の四男。少年期に両親を亡くし叔父である八田夕水の息子として育てられる。三人の兄と比べ力が劣るため、目下修行の身。
20歳の美青年。笛の名手。月が出ている時に真力を発揮出来る。



龍牙 Ryugu
修験僧であるが酒飲み。以前悪態を付き謹慎中であったが、妻子を養うために妖退治をする。大柄で太刀で振るう怖いもの知らず。妖の匂いを感じる事ができる。情け深く時に流されるが、年長者として隊を支える。虫が嫌い。


篠 Sino
天狗に育てたれた少年。妖力はないが度胸一番の怖い者知らず。短刀を操る剣術使い。自ら囮となり妖を退治していく。天涯孤独の彼は寺の修行よりもこの旅が楽しく、隊を和ませている。


澪 Mio
母親が鷺の娘。白い肌でたおやかに動く様が大変美しい娘。旅に誘ってくれた笙明達に恩義を感じ、彼らの言うことしか効かない。見た目は十四、五歳であるが本人も年齢不詳。妖を見つける事ができる。
料理好きで旅の道中、食材探しに勤しみ、彼らに美味しい食事を作っている。笙明の命を守り、人前で鳥の姿にはならない。篠とは兄妹のように龍牙を父のように慕う。しかし心から慕う笙明のためには命も惜しまず守ろうする。


八田 晴臣 Haruomi
陰陽師八田家の長兄。天満宮の神主。妻、菊子あり。幼い頃から妖力があり、厳しく育てられた。気象を司り、占にて未来を読むことができる。能力に長けているが発揮する事叶わず、その力を持て余している。聖職であるが冷酷で無情。残虐な面を抑えている。


八田 弦翠 Gensui
八田家次男。帝の守りをしている。独身。兄弟では一番屈強で体が大きい。風を操ることができる。笙明を可愛い弟と思っている。熱血漢。


八田 紀章 Kisyo
三男。八田所縁の神社に婿入りしている。妻子あり。
炎を司る。笙明と年が近く仲が良い。


八田 夕水 Yusui
天満宮最高宮司。四人の父親。全ての能力を持ち合わせている。正義感溢れる聖職者。




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