愚痴編

文字数 1,323文字

「また、いつものか。」
と言われた。言われてる。思われてる。
最近、自分いがいの人間が末恐ろしすぎて死にたくなる。
みんなみんなみんな私欲を押し付けてくる。
テレビをみて、みんなが涙する体が不自由な男性とその男性をすきな女性の恋愛の話だった。「え、それエゴじゃね、エゴの押し付けやん。ほんとに相手のこと思ったらそうしなくね?登場人物諸々まじサイコパスだわ、自分のことしか考えてない怖い。」ってのが私の感想だったんだけど、翌日レビューを見たら泣いたとか共感とか感動とか。こわい。みんなエゴを肯定してる。だからこんな世界。生きづらい。
SNSの自己顕示欲とか自己肯定欲とか。押し付けられて、なんもいえない。
タピオカとか不味いし。
みんなが気持ちよくなろうとしてる。
みんなが自分の欲を叶えて満足してる。
みんなはそれに気づかない。だから満足。
私は。私は?私は気付いてしまっても、何も言えない。欲を押し付けられて断れなくて自分犠牲にして、
だって、私はなんでもない子だから
友人も内心私を見下して安心している。それをしってる。
だから、結局メリットのある人間関係を優遇させて、私は暇つぶし要員。私は見世物のように面白いトラブルに巻き込まれて、それをネタにできるだけのなんでもない人間。
男は結局ヤりたいだけってのはしってる。くそ。
Instagramでそこそこフォロワーがいたの。そこそこって言っても数千人くらいだけど。
でも、それも私がフォロワーに求められていない創作をしたら批判され、なんで会ったこともないフォロワーに気を遣わないといけないの、っておもってから、ぜんぶくだらなくなった。
自殺をとめてやったフォロワーが京都から樹海に行こうとして間違えて熱海方面行く途中でわたしに連絡してきたの。彼が路頭に迷ってた所がうちから近かったし、そん時は命助けなきゃっておもって、会ったこともないのに会いに行ったら、まあ死にたい理由云々置いといて、とりあえず家に持って帰って数日居たかな、あ、セックスはしてない。数日でわかったのはこの人は死なないし、死にたい死にたい死にたいってのに死にたい自分に酔ってるだけ、オーバードーズしてリスカして気を引きたいだけ、だからこそ一万円くらい貸して京都帰りなって言ったら、おまえは拾った猫捨ててるのと一緒だし、一万円じゃ京都帰れない、バカにしてんのか、死ぬって暴言吐かれて出てった。
いや、新幹線で帰ろうとすんなや、夜行バス乗れるやろが、なんなら良い夜行バス乗れるやろが。くだんな。っておもった。
結局京都帰って、たのしそうにしてんじゃん。
それも死にたい自分死にたい理由に甘んじてエゴの押し付けだ。死にたいってそもそもエゴだもん。わたしかて死にたいわそりゃ、ざけんな。
てか、助けてやって、飯食わせてもらえて、数日泊まれて、交通費もらえて、ラッキーじゃね。てか猫ちゃうし。猫拾ったら飼うし。猫ちゃうくておっさんやし。
むしろ私、神じゃん。
くだんな。

だから、私、ぜんぶ、もうやめた。
家から出るのもやめた。
本音を言うのやめた。
人助けるのもやめた。
だれも見てない日記に残す。
私が死んだら見つかるかな、これ。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み