第12話 生意気な僕

文字数 692文字

受験当日。
僕は第一志望であり、県内で2番目に優秀な私立中学の校門を通った。
県内1番の中学は入学してから勉強が中心の生活になるため、
スポーツにも力を入れている県内2番目の中学を受験することにしたのだ。

第一科目。国語。
僕は本が大好きで国語の問題も解くのが好きだった。
もちろん、一番得意科目だ。よゆー。

第二科目。数学。
可もなく不可も無く。

第三科目。最後は英語だ。
英語は三教科の中で一番苦手だ。
ただ、過去問をたくさん解いてきていたから、なんとかなった、、、かな。多分。

試験はそんなに難しいと思わず、緊張もせず、手応えもあった。
試験から一週間後、合格通知が来た時、素直に嬉しかった。
そして僕は小学校の友達と離れられることを嬉しく思った。

この頃、小学校の友達を幼稚だなと思い、あまり話さなくなっていた。
ゲームの話や前日のテレビの話、ちょっかいを掛け合ったりする友達。
ゲームがそんなに楽しいかな?
テレビはそもそも塾で見ないし。

言葉で言えないけど、いつも学校の友達を見ているとムカムカする。
僕は勉強や運動をしていることがすごく楽しい。
そうやって打ち込めることがあることが無いのだと学校の友達を見ていて思うことがある。
もちろん何かに打ち込んでいる友達もいるから、そういう友達とは仲がいい。
打ち込むことがこんなに楽しいと思えたのは、きっとお母さんお父さんが習い事を色々させてくれたからかな。ほとんどの習い事は続かなかったけど、塾とテニスは続いている。
最高に楽しい。上手くいかないこととか、怪我とかもあるけど、それを乗り越えた時、勝った時、最高に気持ちがいい。
お母さんとお父さんに感謝している。
ありがとう。
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