第76話 第二節 目的 ー真相ー
文字数 3,844文字
処刑場でありその後演舞場となった地で、五人は森から出た後のことそしてこれからどうすべきかを相談していた。
テナンからサナの話を聞かされると、ヤシマは胸を詰まらせて何度も咳払いをした。
そんなヤシマの様子を見て、他の四人は思わず微笑んだ。
「ヤシマも母さんのことで泣くんだな。そんなとこ初めて見た」
アーサが感慨深げに言った。
「うんうん、ヤシマが母さんに甘えているとこ小さい頃から見たことない。母さんが帰ってこなくてみんなが泣いてるときも、ヤシマはいつも目をギラギラさせて壁をにらんでたからなぁ」
テナンが続けた。
「俺だって心配していたしすごく会いたかったさ」
ヤシマが答えた。
「おーっ、そうだったのー? 自分の気持ちを言うなんてこれまた初めてだ。ヤシマ変わったなぁ。うん お前大人になった」
テナンがおどけて言った。
「テナン、お前がそれをいうか」
ハンガンがテナンの頭を乱暴に撫でた。
「うるさいよ。ハンガンも本当はよく泣いてたぞ」
テナンが返した。
「そうだ。でもなお前の次だ。お前とシーナがとびぬけた一番だ」とハンガン。
「そうだよ、テナンが泣くから、僕はいつも涙が出かかっても流れなかった」とアーサ。
「母さんとおやじ様、会えてよかった。あの二人は、お互いに会いたくても、私たちが十五まで育つのを一番にして、長い時間耐えてくれた」とチマナ。
「そうだな。チマナが一番大人になった。うん、今は二人をそっとしておいてあげないとな」とテナン。
「そうよ。わかった? みんな。私が一番大人になっているから」とチマナ。
「自分で言うな。せっかく素直にほめてやったのに! やっぱりさっきのは取り消しだ」とテナン。
五人はしばし会えた嬉しさで何を話しても笑いしか出てこなかった。
「さて、では本題といくか」
アーサが言った。
アーサは長老から聞いた話、シーナの祖父母の話、奴婢のつらい現状を、テナンは、サナやカンから心で聞いたことの全てを話した。
そしてヤシマとハンガンは演舞会での出来事を話した。
ハンガンは、シーナを連れていった貴族サンコの言っていたことも付け加えた。
「チマナは青虎になった。テナンは想いを飛ばして相手の心に伝えることができるようになった。ハンガンは貴族を助けチマナとヤシマを手伝って、ヤシマは王を討つという目的を果たした。みんなすごいな」アーサは言った。
「アーサ、お前こそすごい。白蛇の神に見込まれた」
ヤシマがポツリと言った。
「そうだ。苦労して命拾いしてシーナの生まれの謎を解いて、奴婢の人々の謂れや歴史を知った。お前でなきゃできない。 俺だったら理解できなかった」とハンガンが言い、みんなも頷き「私も」とチマナが呟くと、テナンがそこで大きく頷いた。
「痛! なんだよいきなり。前もって言えよ!」
チマナからデコピンを食らったテナンが叫び皆は笑った。
「俺たち、それぞれ成長しているんだな」
テナンは言い「チマナ、青虎になったんだよね。どうやって? 見せてよ?」と続けた。
「なに? 見世物じゃないよ! ほんとにお子ちゃまはちょっと褒められるとこれだから…あのね自分でもわからないのよ。あのときは自然になってしまって、そのあとはいままでと全く変わらないの。なりたくてなるものじゃないのよ、きっと」
チマナは言った。
「予言の子どもはチマナだってことだよね。僕はそんなものがもしいるとするなら、ヤシマだと思ったけど」とアーサは言った。
「俺もそう思ってた」ハンガンが続けた。
「そうかな。チマナにははまり役だと思うけど」と言いながらテナンはチマナの拳が届かない場所へと移動した。
「そういえば、チマナは舞をしているとき何だろうすごく綺麗だったんだ。何かチマナじゃないような」とハンガンは言った。
「は? 喧嘩売ってる? いつもは汚いというの?」
「乗り移っているということだよね。何か別のものが…いつものチマナではなくて、舞い始めると他のすごいものがチマナの身体を借りて一緒に舞っているような。それがみんなを惹き付けるんじゃないかな。僕も見たかったな、それ」とアーサ。
「それそれ。アーサ、ありがとう。助かった」ハンガンは汗を腕で拭った。
「それって私は誉められてるのかな?」
チマナは少し不機嫌そうに言った。
「シーナの歌もそうだったんじゃいかな。シーナは無心で歌うから白蛇神がその歌に乗るんだ。それでシーナの歌には清めの力が宿る。 王が苦しんだのはそれが原因だと思う…」
アーサは付け加えた。
そして、いよいよ話の中心はいまここにいないシーナのことになった。
「『地が源に還る』というのは、僕はシーナこそがそれができる人間なんだと思ってる。『白蛇の力宿す者』としてシーナは生まれた。それは間違いないと思う。白蛇に巻かれたりチマナが青虎になったり、それが起こったのは全てシーナを通してだ。それにさっきも話したけど、シーナが無心で口ずさんでいた歌は白蛇に捧げる歌でもあったんだ。十五年間僕たちはあの王に追われて『おそろしの森』で生活して生き抜いてきた。これは普通ではできないことだよ。『おそろしの森』はもともと不可侵の森だ。『白蛇の力宿す者』であるシーナが歌ってくれたことで守りが働いて僕たちは生きていられたんだと思う。そう、あの歌に僕たちは守られてきたんだ」とアーサは言った。
「そうなのね。でもあの子は、自分が何にもできない人間だって思い込んでるわ」とチマナ。
「でも違うんだよな、その伝説の続きが本当なら、シーナがこれからこの地の本当の主に地が還るようにするかもしれないんだよな。もしそうならそれを俺たちもシーナと一緒にやり遂げたい」
ハンガンが言った。
「そんなことできるのかぁ。すごいことだよ。簡単じゃない。やりたいけど」
テナンは言った。
「たぶん…できるんだよ。一人だったらできないけど、六人集まればできるんだ」
ハンガンが応えた。
「俺、シーナに会いたいな」ぼそりとテナンが言った。
それは五人それぞれが思っていながら出せずにいた思いだった。
「シーナがこの地の民たちの不思議なものを受け継いでいるとか、そんなことどうでもいい」
ヤシマがシーナのことで初めて口を開いた。
そして「俺たちは六人でなきゃだめなんだ。だからシーナの無事をまず確認したい。それが俺が一番やりたいことだ」と言った。
「俺もだよ」「私も」「僕だって」ハンガン、チマナ、アーサが続いた。
「シーナが一番喜んでたかもな、ここにいたら」テナンが言った。
「皆、シーナに会いに行かないか。地が源に還る…とかそういう話はその後考えよう」
ヤシマが言った。
「ここからが核心だよ。僕はシーナの身内であるおじいさんや、『白蛇の力宿す者』を引き継ぐためにいまも尚修業している高齢の長老にシーナを会わせてあげたくて、色々な噂を聞いて中浜宗家に行った」
アーサがそう言うと、他の四人全員が身を乗り出した。
「早く言ってよ。それが一番大事じゃないの」とチマナが言った。
「これはじっくり話したかったんだ。正面から会わせてほしいと訪ねて行って、案の定門前払いを喰らわされた。中浜宗家の警備は厳重で、武人の数が凄かったんだ。でもサンコの妹のハンナさんという人が追いかけてきて、その人からシーナの様子を聞いた。相当衰弱しているようだ。サンコは、シーナを利用して王族と縁戚を結んで宮中でのし上がろうとしている。もともとはハンナさんがシーナの歌を病の弟に聴かせたくてシーナを引き取ったらしい。 いまは妹のハンナさんにもシーナに関わらないよう脅しをかけている。シーナは孤立無援の状態なんだ。サンコは宮中には必ずシーナを伴っていて、屋敷にいるときは監禁してシーナを目の届くところに置いているらしい。 警備も厚くしてるから五人でまともに行ったとしても、救い出すことはおろかシーナに会うことすらできない」
「そうだったのか! 俺があいつを信用したばかりにシーナがそんなつらい目に…シーナ、ごめん。みんなごめん。俺のせいだ…」
ハンガンは項垂れ拳で地面を叩いた。
ヤシマはハンガンの手を掴み、ハンガンを抱きかかえて言った。
「ハンガンのせいじゃない。あのとき俺たちにそんなことわかるわけない。お前のせいじゃない。お前は俺たちを助けてくれたんだ」
「そうだよ。ハンガン。誰にもできなかったんだ。これからみんなで俺たちの手でシーナを救い出そう。俺もシーナにずっと話しかけてたんだ、あの力で。ずっと、助けに行くよ、会いに行くよ…って。でも返ってこない。届いているのは何となくだけどわかるんだ。でも応えようとしない、シーナはだいぶ参ってる。早く助けないと。あいつちゃんと食べてないし、生きようという気力がなくなってる」
遠くを見つめテナンは言った。
「僕は、一人ではとてもシーナを救い出せないと知ったんだ。でも僕たちが揃えば絶対にできると思った。みんなの話を聞いて分かったんだよ。僕たちは何か得体のしれない力をもらっている。まずはシーナを救い出して六人が揃うこと、それからシーナが本来のあるべき場所に行くように手助けして、そこから母さんが言っていた『地は源に還る』に関わる何らかの役割を果たすんだ。いまは皆目分からないけど、シーナがいなきゃ僕たちじゃない」
「そうよ、シーナを取り戻さなきゃ」チマナが言って、全員が深く頷いた。
テナンからサナの話を聞かされると、ヤシマは胸を詰まらせて何度も咳払いをした。
そんなヤシマの様子を見て、他の四人は思わず微笑んだ。
「ヤシマも母さんのことで泣くんだな。そんなとこ初めて見た」
アーサが感慨深げに言った。
「うんうん、ヤシマが母さんに甘えているとこ小さい頃から見たことない。母さんが帰ってこなくてみんなが泣いてるときも、ヤシマはいつも目をギラギラさせて壁をにらんでたからなぁ」
テナンが続けた。
「俺だって心配していたしすごく会いたかったさ」
ヤシマが答えた。
「おーっ、そうだったのー? 自分の気持ちを言うなんてこれまた初めてだ。ヤシマ変わったなぁ。うん お前大人になった」
テナンがおどけて言った。
「テナン、お前がそれをいうか」
ハンガンがテナンの頭を乱暴に撫でた。
「うるさいよ。ハンガンも本当はよく泣いてたぞ」
テナンが返した。
「そうだ。でもなお前の次だ。お前とシーナがとびぬけた一番だ」とハンガン。
「そうだよ、テナンが泣くから、僕はいつも涙が出かかっても流れなかった」とアーサ。
「母さんとおやじ様、会えてよかった。あの二人は、お互いに会いたくても、私たちが十五まで育つのを一番にして、長い時間耐えてくれた」とチマナ。
「そうだな。チマナが一番大人になった。うん、今は二人をそっとしておいてあげないとな」とテナン。
「そうよ。わかった? みんな。私が一番大人になっているから」とチマナ。
「自分で言うな。せっかく素直にほめてやったのに! やっぱりさっきのは取り消しだ」とテナン。
五人はしばし会えた嬉しさで何を話しても笑いしか出てこなかった。
「さて、では本題といくか」
アーサが言った。
アーサは長老から聞いた話、シーナの祖父母の話、奴婢のつらい現状を、テナンは、サナやカンから心で聞いたことの全てを話した。
そしてヤシマとハンガンは演舞会での出来事を話した。
ハンガンは、シーナを連れていった貴族サンコの言っていたことも付け加えた。
「チマナは青虎になった。テナンは想いを飛ばして相手の心に伝えることができるようになった。ハンガンは貴族を助けチマナとヤシマを手伝って、ヤシマは王を討つという目的を果たした。みんなすごいな」アーサは言った。
「アーサ、お前こそすごい。白蛇の神に見込まれた」
ヤシマがポツリと言った。
「そうだ。苦労して命拾いしてシーナの生まれの謎を解いて、奴婢の人々の謂れや歴史を知った。お前でなきゃできない。 俺だったら理解できなかった」とハンガンが言い、みんなも頷き「私も」とチマナが呟くと、テナンがそこで大きく頷いた。
「痛! なんだよいきなり。前もって言えよ!」
チマナからデコピンを食らったテナンが叫び皆は笑った。
「俺たち、それぞれ成長しているんだな」
テナンは言い「チマナ、青虎になったんだよね。どうやって? 見せてよ?」と続けた。
「なに? 見世物じゃないよ! ほんとにお子ちゃまはちょっと褒められるとこれだから…あのね自分でもわからないのよ。あのときは自然になってしまって、そのあとはいままでと全く変わらないの。なりたくてなるものじゃないのよ、きっと」
チマナは言った。
「予言の子どもはチマナだってことだよね。僕はそんなものがもしいるとするなら、ヤシマだと思ったけど」とアーサは言った。
「俺もそう思ってた」ハンガンが続けた。
「そうかな。チマナにははまり役だと思うけど」と言いながらテナンはチマナの拳が届かない場所へと移動した。
「そういえば、チマナは舞をしているとき何だろうすごく綺麗だったんだ。何かチマナじゃないような」とハンガンは言った。
「は? 喧嘩売ってる? いつもは汚いというの?」
「乗り移っているということだよね。何か別のものが…いつものチマナではなくて、舞い始めると他のすごいものがチマナの身体を借りて一緒に舞っているような。それがみんなを惹き付けるんじゃないかな。僕も見たかったな、それ」とアーサ。
「それそれ。アーサ、ありがとう。助かった」ハンガンは汗を腕で拭った。
「それって私は誉められてるのかな?」
チマナは少し不機嫌そうに言った。
「シーナの歌もそうだったんじゃいかな。シーナは無心で歌うから白蛇神がその歌に乗るんだ。それでシーナの歌には清めの力が宿る。 王が苦しんだのはそれが原因だと思う…」
アーサは付け加えた。
そして、いよいよ話の中心はいまここにいないシーナのことになった。
「『地が源に還る』というのは、僕はシーナこそがそれができる人間なんだと思ってる。『白蛇の力宿す者』としてシーナは生まれた。それは間違いないと思う。白蛇に巻かれたりチマナが青虎になったり、それが起こったのは全てシーナを通してだ。それにさっきも話したけど、シーナが無心で口ずさんでいた歌は白蛇に捧げる歌でもあったんだ。十五年間僕たちはあの王に追われて『おそろしの森』で生活して生き抜いてきた。これは普通ではできないことだよ。『おそろしの森』はもともと不可侵の森だ。『白蛇の力宿す者』であるシーナが歌ってくれたことで守りが働いて僕たちは生きていられたんだと思う。そう、あの歌に僕たちは守られてきたんだ」とアーサは言った。
「そうなのね。でもあの子は、自分が何にもできない人間だって思い込んでるわ」とチマナ。
「でも違うんだよな、その伝説の続きが本当なら、シーナがこれからこの地の本当の主に地が還るようにするかもしれないんだよな。もしそうならそれを俺たちもシーナと一緒にやり遂げたい」
ハンガンが言った。
「そんなことできるのかぁ。すごいことだよ。簡単じゃない。やりたいけど」
テナンは言った。
「たぶん…できるんだよ。一人だったらできないけど、六人集まればできるんだ」
ハンガンが応えた。
「俺、シーナに会いたいな」ぼそりとテナンが言った。
それは五人それぞれが思っていながら出せずにいた思いだった。
「シーナがこの地の民たちの不思議なものを受け継いでいるとか、そんなことどうでもいい」
ヤシマがシーナのことで初めて口を開いた。
そして「俺たちは六人でなきゃだめなんだ。だからシーナの無事をまず確認したい。それが俺が一番やりたいことだ」と言った。
「俺もだよ」「私も」「僕だって」ハンガン、チマナ、アーサが続いた。
「シーナが一番喜んでたかもな、ここにいたら」テナンが言った。
「皆、シーナに会いに行かないか。地が源に還る…とかそういう話はその後考えよう」
ヤシマが言った。
「ここからが核心だよ。僕はシーナの身内であるおじいさんや、『白蛇の力宿す者』を引き継ぐためにいまも尚修業している高齢の長老にシーナを会わせてあげたくて、色々な噂を聞いて中浜宗家に行った」
アーサがそう言うと、他の四人全員が身を乗り出した。
「早く言ってよ。それが一番大事じゃないの」とチマナが言った。
「これはじっくり話したかったんだ。正面から会わせてほしいと訪ねて行って、案の定門前払いを喰らわされた。中浜宗家の警備は厳重で、武人の数が凄かったんだ。でもサンコの妹のハンナさんという人が追いかけてきて、その人からシーナの様子を聞いた。相当衰弱しているようだ。サンコは、シーナを利用して王族と縁戚を結んで宮中でのし上がろうとしている。もともとはハンナさんがシーナの歌を病の弟に聴かせたくてシーナを引き取ったらしい。 いまは妹のハンナさんにもシーナに関わらないよう脅しをかけている。シーナは孤立無援の状態なんだ。サンコは宮中には必ずシーナを伴っていて、屋敷にいるときは監禁してシーナを目の届くところに置いているらしい。 警備も厚くしてるから五人でまともに行ったとしても、救い出すことはおろかシーナに会うことすらできない」
「そうだったのか! 俺があいつを信用したばかりにシーナがそんなつらい目に…シーナ、ごめん。みんなごめん。俺のせいだ…」
ハンガンは項垂れ拳で地面を叩いた。
ヤシマはハンガンの手を掴み、ハンガンを抱きかかえて言った。
「ハンガンのせいじゃない。あのとき俺たちにそんなことわかるわけない。お前のせいじゃない。お前は俺たちを助けてくれたんだ」
「そうだよ。ハンガン。誰にもできなかったんだ。これからみんなで俺たちの手でシーナを救い出そう。俺もシーナにずっと話しかけてたんだ、あの力で。ずっと、助けに行くよ、会いに行くよ…って。でも返ってこない。届いているのは何となくだけどわかるんだ。でも応えようとしない、シーナはだいぶ参ってる。早く助けないと。あいつちゃんと食べてないし、生きようという気力がなくなってる」
遠くを見つめテナンは言った。
「僕は、一人ではとてもシーナを救い出せないと知ったんだ。でも僕たちが揃えば絶対にできると思った。みんなの話を聞いて分かったんだよ。僕たちは何か得体のしれない力をもらっている。まずはシーナを救い出して六人が揃うこと、それからシーナが本来のあるべき場所に行くように手助けして、そこから母さんが言っていた『地は源に還る』に関わる何らかの役割を果たすんだ。いまは皆目分からないけど、シーナがいなきゃ僕たちじゃない」
「そうよ、シーナを取り戻さなきゃ」チマナが言って、全員が深く頷いた。