『新釈 走れメロス 他四篇』

文字数 395文字

『新釈 走れメロス 他四篇』/森見 登美彦


よみまった♪

以前紹介されていたのを見ておもしろそうってぽちって一気読みしました♪

表題作の他4篇(山月記、藪の中、桜の森の満開の下、百物語)の名作を森見ワールドで現代的に訳し直した中短編集です。

いやあ、さすが森見登美彦、青春をこじらせた腐れ大学生を書くのが異様にうまい。

京都中を走り回り(逃げまわる?)高らかに詭弁的な友情を歌い上げるメロスが抱腹絶倒に面白かったですね。

個人的には冒頭の山月記の迫力が読み応えあってすごくよかったです。


森見ワールド大好きならもう文句なくおすすめ。


でも、明治の文豪原理主義者(いるのかな?w)にはちょっとオススメできないかも。タイトルからどんな話しなんだろうと想像しつつ、原作をすっぱり忘れて読む分には問題ないとおもいます。新鮮な気持ちでよめばきっとおもしろいですよー♪

Original Post:2015/08/30 


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

神楽坂らせん

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色