偉大だ!

エピソード文字数 303文字

「おれは偉大だ!」とホラ吹きの黒人ボクサーが叫んだ。「おれは毎日、神と話しをしている!」

「おれこそ偉大だ!」と野生のカンガルーが怒鳴った。「このおれを倒さねえ限り世界最強とは認めんぞ!」

「わたしは偉大だ!」と大統領がいった。「アメリカを偉大な国にする!」

「ほんと偉大だね」と車型のタイム・マシーンから飛び降りた若者と老人は肩をすくめた。「まるでビフそっくりじゃんか――」

だれもが「偉大だ!」と威張り腐った口調でいうのは、自分が首位に立っている強さを誇示しているからである。


「ぼくこそ偉大だ!」とあおっぱなを垂らした少年はいった。通信簿がオール1なのに、彼はクラスで首席だと思っている。
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