第6話「再生」
文字数 1,122文字
-PM9時00分-
最低鬼野郎が黙ると、今度は徐々に人の姿に戻っていった··
もう、私を殺す気はなくなったのかな?
と、その時····
何となく体を動かせるような感覚があった··
も、もしかしてイケるんじゃない?!
私は自分の体に声をかけた
···確かにこんなんじゃ、こいつの言う通り、人間だなんて到底言えない状況だ···
なぜ、こんな事になっているのかだって全く分からないし···
だけど今はとにかく、何とか動けるようにならないといけない··
そして、近づいて来た私の体に頭を拾わせ首を合わせてみた····
驚くことに、何故か私の首と体は少しづつ再生しながら繋がって行った
こいつは何故そんなに鬼を狩ろうとするのだろうか···
何のために··?
·····自分だって鬼なのに