プロローグ
文字数 273文字
『今しかない この時代(とき)を体全体で精一杯感じて
傷つこう 何も恐れるな 高く速く遠く飛び出せ!』
この詞は、僕らのバンドの専属作詞家の書いたものだ。
初めてバンドに誘われたとき、僕は正直断ろうとした。それはきっと体裁だとか人の評価だとか、今から思えばくだらないものに傷つけられるのが恐かったからかもしれない。でも、そんなものを恐れていたら、今しかできない大事なものを見逃してしまう。僕は高校最後の年に、その『大事なもの』を見つけることができたんだ。いくらだって傷ついたっていい。きっとその先に、自分が本当に求めていた『なにか』があるはずだから。
傷つこう 何も恐れるな 高く速く遠く飛び出せ!』
この詞は、僕らのバンドの専属作詞家の書いたものだ。
初めてバンドに誘われたとき、僕は正直断ろうとした。それはきっと体裁だとか人の評価だとか、今から思えばくだらないものに傷つけられるのが恐かったからかもしれない。でも、そんなものを恐れていたら、今しかできない大事なものを見逃してしまう。僕は高校最後の年に、その『大事なもの』を見つけることができたんだ。いくらだって傷ついたっていい。きっとその先に、自分が本当に求めていた『なにか』があるはずだから。