0002 追想の「ブラックビスケッツ!!」の巻

文字数 993文字

先日夜19時から「ベストアーティスト2022」が放送されました。
21時頃からブラックビスケッツの出番となりました。
小生がなによりも楽しみにしていたコーナーです。
しばらくして「Timing」が流れ始めます。

すごく懐かしい気分だあ〜。
1998年4月、小生はティッシュ配りのアルバイトをしていました。
昼前に大阪駅の近くのティッシュ配りの事務所へ出勤し、
前日の給与を日払いで受け取ると、
ティッシュが500個詰まった段ボール箱を抱えて、
ある日はマルビル前へ、またある日は中之島の橋へ。

到着したら事務所へ配布開始の電話を入れ、
それから途中で買った菓子パンを通行人に見られないよう、
こっそりとかぶりついたのでした。
〆は500mLのカフェオレをイッキに胃の中へ流し込み、
満腹感を発生させます。

うららかな春の優しい風がそっと、
大阪駅前第1ビルと駅前第2ビルの狭間をすりぬけるようにして、
堂々として聳える大阪駅ビルに辿りつく。
昼15時頃には1時間休憩を入れます。
阪神百貨店のデパ地下で、
そこでしか売ってないコーヒー牛乳を買います。
小生はカフェオレやコーヒー牛乳が無類の大好物なのだ。
そして阪神百貨店の地下のフードコーナーには、
名物のイカ焼きがあるんだ。
買ったらその場で立ちながらいただきます。
たまごの風味とイカの歯ごたえと特製ソース。
マルビル地下のマネケンにもよく通いましたよ。

休憩を終えると夜の19時だったでしょうかね、
それまでティッシュをさばく。
500個なんて開始後1、2時間以内に配り終えるので、
配送係の宮井さん(仮名)が白ワゴンに乗って、
ティッシュの段ボール箱を3個ほど置いていってあります。
18時30分頃、宮井さんが再び来て50個ほどだけ残していきます。

小生は配ってゆくペースを調整しながら、
18時55分にはちょうど配り終え、
空の段ボール箱を折りたたんで、
近くのホームレスのおじさんに受け取っていただきます。
そのおじさんのリヤカーには、
もの凄い数の折り畳まれた段ボールが積み重なってました。
小生は事務所へ配布終了の電話を入れ、
地下のディアモール広場からモスバーガーを買いに向かいます。
モスバーガーの袋を自転車のカゴに入れて、
淀川を渡って自宅へと急ぎました。

帰宅してシャワーを浴びてテレビをつけると、
ブラックビスケッツの「Timing」が流れていて、
明日も働きに行こう!と元氣が湧いてきたのでした。
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