２話から５話のまとめ

2話から5話にかけての文章が長すぎると思ったので今回は2話から5話までをまとめました。長くても読んでくださる方はこの回をとばしてください。内容は変わりません。今回は４つ先までの話を短縮させたものです。




ピンチに駆けつけて黒い男をバラバラにした紳士は神・左側一世と名乗った。
彼の話によるとこの世界は少しずつ悪い奴らの理想とする世界へと変わっているらしく、それをくい止める力を持つ『宝珠』に僕は選ばれたということだ。（宝珠というやつを２つも預けられたが見てみると白くてピカピカしていた。）

そして僕はわけのわからないまま、紳士に連れられて悪い奴が住む世界へと飛び込んでいった。
そこには化け物の集団とその親玉がいた。


「我が名は妖魔帝王ミルベウス。冥界を支配する王であり、地上と天界を支配するものだ。」


その言葉に怒った紳士は親玉に挑んだ。
想像を絶する戦いを繰り広げ、とうとう紳士は親玉に捕らえられてしまった。

そして紳士はにやけた顔をした親玉にたちまちバラバラにされてしまった。

出会ってからまだ1時間もたってないだろうげど、僕をかばいながら周りの怪物達を倒してくれた紳士、おじさんを目の前でバラバラにされたとあっては僕も怒らずにはいられなかった。


僕がおじさんの仇を討とうとしたその直後、僕は何かの力に引っ張られて元いた場所に戻されてしまった。


気がついた時に目の前には僕よりちょっと年上ぐらいの見た目をした少年がいた。

彼は悪魔・右側一世を名乗った。どうやら僕は敵の罠にかかっていたらしく、それを彼が救ってくれたのだ。


「君が光一郎か。俺は右側一世。明日から君と化け物どもと闘う相棒さ、よろしくな。左側一世のことなら安心しな。彼はまだ生きてるぜ。」

彼やおじさんの力を目の前にして、ようやく神とか悪魔の存在を信じた僕は、彼の力を借りて家の前まで飛んで帰った。


家に入ろうとすると、向こうからあいさつしてきたやつがいた。鈴木善助だ。
中学生の彼はこの町のガキ大将のようなやつで、よく物を取られたりいじめられたりした。


この町の子供は大抵かれに殴られたことがある。無視することもできないので、嫌々会話してみるとどうも様子がおかしい。
いつもよりも優しい感じがするのだ。
僕が不思議に思っていると、誰かが鈴木の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。

その声の主は、幼馴染の花野洋子ちゃんだった。彼女が浴衣姿で鈴木と楽しそうに話しているので、怪しく思った僕は2人に何かあったのかを聞いてみた。

なんと2人は付き合っていて、これから花火大会を観に行くらしい。

どうやら宝珠は世界だけでなく、人の性格も変える力をもつらしく、町一番の暴れん坊はとても良い人に変わっていた。

あまりのショックに僕が打ちのめされているうちに2人は河川敷の方へと駆けていった。

2人が付き合っている。それは今日一番のショックであった。