第151話
文字数 216文字
父の見舞いに行く。(現実)
病院のベッドの上でうとうとして起き、いま見た夢を話してくれた。
「夢か本当かわからない。本当のような気がしたんだよ。郵便を取りに行ったんだ。玄関から出て、郵便受けまで。たくさんあったから、持ってきて、テーブルの上であれとこれと分けて(この辺やや不明だけどそう言っていた)、ひょっと、あれ、おれ、歩いてるな。しっかり歩いてる。いつ歩けるようになったんだ? おかしいな、と思ったら、夢だった」
と言って笑った。
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