バウラーの悲劇 番外編

文字数 1,371文字

 最近こーじー、ホットサンドメーカー(ホットサンドパン)であるバウルーを使って、肉まんを焼くのにハマってます。

 YouTubeでリロ氏さんの「焼くだけ」動画を参照していただければ早いんですが、色々焼けるンです、バウルーをはじめとしたホットサンドパン。

 とはいえ、なぜ肉まん系にハマっているかと言うと、これはコロナ禍が無縁ではなく。

 うちの近所に、わりと全国的に有名なお寺があります。名前言っちゃうと住所バレしちゃうおそれのある、知る人ぞ知る、でも知らない人は知らない、ほどほどマイナーでマニアックな知名度のお寺なんですが。
 そこで年に一回、市内の全人口並みの参拝客がくる縁日があるんです。ホントに、年一回二日間だけ。その時は超大渋滞を起こす地区の風物詩。
 今年はコロナ禍で一週間くらいに伸ばしたみたいなんですが。

 で。縁日と言えば、つきものなのが屋台ですね。
 たぶん探せば他の場所でも出店しているとは思いますが、毎年その屋台のひとつで中華風焼きまんじゅうを買い食いするのが楽しみになっていました。
餡餅(シャーピン)」と言います。
 モチモチの皮に肉餡を包んで鉄板で焼いたものです。

 この屋台のは、直径15センチくらいの円形で、外はパリパリ、中はフワモチジュワ~という、若干屋台フィルターかかってはいるかと思いますが、とにかく美味しい。
 毎年必ず買う、というリピーターが、知り合いにも、何人もいます。


 でも、今年は行きませんでした。
 その頃、我が家周辺は緊急事態宣言的な地区の感染警報が出たばかり。よって断念。
 もしかしたら屋台そのものが出店していなかったのかどうかは分かりませんが((くだん)の知り合いも揃って参拝自粛、もしくは日にちをずらして参拝していたので)

 で、食べられないとなると、食べたくなるのが人間の(さが)と言うもの。
 そんな時、たまたまYouTube観ていたら、「豚まんとバターをはさんで焼くだけ」を見つけました。

「あれ? これ、シャーピンぽくね?」

 ……やりましたよ、もちろん。
 とりあえず、井◯屋の肉まんで。

 中華風にするために、バターでなく胡麻油塗って。

 ……失敗。

 たぶん火力の問題だと思うんですが、外の焼け具合に対して、中が冷たい。

 もっと弱火にしなくては……めんどいな。
 そっか、チンしてしまえ。

 電子レンジでチンして、そのままで食べられるのに、さらに焼く!
 すでに「ホットサンドメーカーだけでできる」というテーマを無視して、手をかけます。

 ……プチ失敗。

 ちゃんと焼けてましたし、中も温かい……けど、何か違う。美味しいけど。
 
 で、次は高級志向の紀◯の豚まん買ってきました。

 ……何か違う。

 美味しいんです、これはこれで。
 外はカリッと香ばしくて。


 でも、あのシャーピンじゃない。

 とりあえず、今年は「なんちゃってシャーピン」でガマンすることにしました。
 これはこれで美味しいんです。なので、他にも試してみました。

 バター焼きもしました。

 あと、ピザまんは、間違いない!
 チーズINは正義(ジャスティス)

 もひとつオマケに、ネ◯バターロールも、美味しい。ロールパンをわざわざ潰して食べる、みっしり感と中からバターがジュワ、がヨイ!


 というわけで、復活した我が家のバウルーは、今日もパンを焼いたり肉まん焼いたり、レンジ横に鎮座して、毎日出番を待っています。







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