第29話

文字数 7,372文字

 …理事長が…菊池冬馬が、私に興味を持っている?…

 あまりにも、意外な言葉だった…

 考えもしなかった…

 菊池冬馬は、嫌なヤツ…

 嫌なヤツだった…

 虫が好かない男だった…

 そんな男に、私が好きだと言われても、どうにも、リアクションに困った…

 怒れば、いいのか?

 はたまた、

 笑えば、いいのか?

 わからなかった…

 あの冬馬が、私を好きなのかもしれないと、考えたことは、一度もなかった…

 だから、

 「…ホントに…そう思う?…」

 と、つい、傍らの佐藤ナナに聞かずには、いられなかった…

 「…なにが、ホントなんですか?…」

 「…あの理事長が、私を好きかもしれないこと?…」

 「…好きじゃなきゃ、ケンカを売りませんよ…」

 佐藤ナナが笑った…

 佐藤ナナの答えは、さっきと同じ…

 だから、これ以上、佐藤ナナになにを聞いても、同じだと思った…

 結局、その日は、それ以上、なにもなかった…


 が、

 私の周囲は、明らかに、変わった…

 その日を境に、病院での、私の地位が変わった…

 それは、あの担当の長谷川センセイから、

 「…寿さん…この前、冬馬とやりあったんだって…」

 と、言われたことで、わかった…

 「…どうして、ご存知なんですか?…」

 言いながらも、私の目には、看護師の佐藤ナナが映った…

 いや、

 映ったのではなく、つい、佐藤ナナに目がいってしまったというか…

 当たり前だが、佐藤ナナが、長谷川センセイに、漏らしたと思った…

 が、

 長谷川センセイは、私の目の動きに、気付いて、

 「…佐藤さんじゃ、ありませんよ…」

 と、笑った…

 「…この病院の医師からです…寿さんが、冬馬にケンカを売ったのは、もはや、この病院の関係者の間で、有名です…」

 …エッ?…

 …関係者?…

 私が、内心、驚いていると、

 「…この一件で、五井家の当主と、結婚するかもしれない女性が、この病院に入院していることが、この病院中に知れ渡ることになりました…」

 長谷川センセイが、苦笑する…

 「…これまでは、それを知っている人間は、ごく一部でした…つまり、大半の人間は、知らなかった…でも、寿さんが、病院の廊下で、冬馬と、怒鳴り合ったことで、この病院の理事長と、廊下で、怒鳴り合った女は誰だ? と、いうことが話題になり、この病院で、働く者全員に、知れることになりました…」

 私は、長谷川センセイの言葉に、なんといっていいか、わからなかった…

 だから、

 「…」

 と、黙るほかは、なかった…

 長谷川センセイは、続けて、

 「…この佐藤さんも、言ってましたが、寿さんは、意外にも、怒りっぽいというか…」

 と、笑う…

 が、

 もはや、長谷川センセイの声が、私の耳に入ってこなかった…

 自分のしたことが、あまりにも、軽率で、恥じ入るばかりだったからだ…

 文字通り、穴があったら、入りたい気分だった…

 …いい歳をした女が、みっともない…

 …とても、32歳にもなる女が、やることでは、なかった…

 私は、恥辱で、顔が、赤くなった…

 と、同時に、痛いほどの視線を感じた…

 その視線の先を見ると、佐藤ナナが、楽しそうに、私を見ているのが、わかった…

 …いやはや…

 …私は、この佐藤ナナにも、笑われてる…

 そう、思ったときだった…

 ふと、気付いた…

 この佐藤ナナは、間違いなく、あの菊池冬馬と、繋がっている…

 私の動静を、常に、あの冬馬に、報告しているに、違いない…

 すると、どうだ?

 あのとき、病院の廊下で、冬馬と、出会ったのは、偶然ではない?…

 事前に、この佐藤ナナが、あの時刻に、この廊下を通ると、冬馬に報告したに違いない…

 冬馬は、その報告を受けて、あの場に現れた…

 そうでなければ、偶然、あの場で、会ったのは、都合が良すぎる…

 タイミングが、良すぎる…

 そういうことだ…

 冬馬は、あらかじめ、偶然を装って、私を待ち構え、私にケンカを売ったに違いない…

 私にケンカを売ることで、あの昭子に仕返しをしたかったのだ…

 伸明の妻になるかもしれない、私を侮辱することで、自分が、五井家から、追放される、うっぷんを晴らしたかったのだろう…

 私は、思った…

 私は、そんなことも、わからず、冬馬のケンカに乗った…

 冬馬の挑発に乗った…

 我ながら、バカさ加減がわかるというものだ…

 あんな場所で、たとえ、ケンカを売られたとしても、それを買うバカはいない…

 おそらく、私ぐらいだろう(苦笑)…

 と、同時に、気付いた…

 あの後、

 「…冬馬が、私を好き…」

 と、この佐藤ナナが、私に言った意味を、だ…

 普通に考えれば、本心からのものと、思えばいい…

 だが、

 もし、違っていれば、どうだ?

 佐藤ナナが、意図して、わざと、

 「…冬馬は、私を好き…」

 と、吹き込んだとしたら、どうだ?

 たとえ、冬馬が、私を好きでなくとも、そう言えば、どうだ?

 冬馬の気持ちは、ともかく、私の気持ちは、冬馬に向かう…

 はっきり言えば、冬馬が、気になってくる…

 つまりは、誰でもそうだが、それまで、まったく、気にならなかった男でも、

 「…あの男は、アンタのことが好きなんだよ…」

 と、耳元で囁かれれば、気になってくる…

 そういうことだ…

 だが、

 だとしたら、どうだ?

 それは、この佐藤ナナの一存で、そう仕向けたのか?

 それとも、佐藤ナナは、誰かに命じられて、そう仕向けたのか?

 謎がある…

 自分の一存で、仕掛けたのなら、それでいい…

 たとえば、私と、冬馬を熱愛させることで、この長谷川センセイが、私を好きだから、私を諦めさせる…

 それが、目的でもいい…

 しかし、誰かに頼まれたとしたら、どうだ?

 佐藤ナナが、誰かに依頼されて、私と菊池冬馬を熱愛させるべく、仕向けたとしたら、どうだ?

 すると、問題なのは、それを佐藤ナナに、命じたのは、誰かということだ…

 皆目、見当もつかないからだ…

 佐藤ナナの経歴が、そもそも、わからない…

 だから、たとえ、佐藤ナナが、誰かに命じられて、私と冬馬の熱愛を仕組んだとしてもそれが、誰だか、わからない…

 佐藤ナナの正体が、わかれば、それも、簡単にわかるかもしれない…

 私は、思った…

 すべては、菊池リン…

 彼女との経験が、ある…

 彼女が、私の動静を見張る、五井家のスパイだった…

 その事実がある…

 だから、あれ以来、どうしても、猜疑心が強くなった…

 滑稽なくらい、疑い深くなった…

 だから、ことさら、身近に接するものに、疑念を抱くようになった…

 よく言えば、菊池リンの一件が薬になった…

 悪く言えば、誰もが、信用できなくなったということかもしれない…

 私は、考える…

 「…寿さんは、もはや、この病院で、一番の有名人です…」

 その言葉で、私は、ハッと、我に返った…

 「…有名人?…」

 「…今、テレビで、この五井記念病院が、話題になってます…冬馬の父の重方(しげかた)氏が、五井家を追放されるかもしれないと、騒いでます…いわば、お金持ちの上級国民の一族の内紛です…まるで、ドラマを見るような面白さがあると、世間で、話題になってます…」

 「…」

 「…冬馬には、可哀そうだが、これも、冬馬には、いい薬でしょう…」

 「…いい薬?…」

 「…冬馬は、金持ちで、鼻持ちならないヤツと、学生時代から評判でした…」

 「…」

 「…それが、五井家から、追放されるかもしれない…冬馬を嫌っていた連中は、万々歳ですよ…」

 意外なことを言った…

 冬馬が、嫌われ者であることは、あの険のある目つきから、容易に想像できたが、そこまで、この長谷川センセイが、言うとは、思わなかったからだ…

 「…長谷川センセイは、冬馬理事長を、嫌いだったんですか?…」

 私は、思わず、聞いてしまった…

 聞かずには、いられなかった…

 「…嫌いです…」

 即座に、断言した…

 「…これまでは、冬馬が理事長でしたから、公には、口にできませんでしたが、今は、違う…」

 長谷川センセイが、笑う…

 「…言葉は、悪いが、ざまあみろ、ですよ…」

 「…ざまあみろ?…」

 「…アイツは、とにかく、調子に乗り過ぎました…態度がデカすぎた…だから、どこにいっても、嫌われる…ボクも正直、冬馬にこの病院に来てくれと、誘われたときは、悩みました…でも、五井記念病院は、大病院だし、はっきり言えば、ギャラもいい…それで、冬馬の誘いに乗ったわけです…」

 私は、長谷川センセイの告白に、あんぐりと、口を開いて、驚いた…

 まさか、

 まさか、長谷川センセイが、冬馬をそこまで、悪しざまに言うとは、思わなかった…

 以前、冬馬について、長谷川センセイに聞いたときは、冬馬を好きでも、嫌いでもないと、言っていた…

 しかしながら、今聞いた、本音とは、まったく違う…

 もっとも、これは、当たり前かもしれない…

 担当の患者とはいえ、見ず知らずの他人に、理事長の評価を聞いても、誰もが、悪しざまに罵ることはできない…

 まして、長谷川センセイは、この五井記念病院の勤務医…

 片や、冬馬は、五井記念病院の理事長…

 立場が、違いすぎる…

 ちょうど、会社の平社員が、社長を批判するような真似は、普通出来ないからだ…

 「…今度の一件は、アイツの自業自得です…」

 長谷川センセイが、断言した…

 「…金持ちのボンボンに生まれたから、あらゆることに、調子に乗り過ぎた…それで、いつも周囲の反感を買った…それが、すべてです…」

 長谷川センセイが、解説する…

 「…どうしても、生まれつき、金持ちに生まれると、調子に乗る…これは、美人に生まれても、頭が良く生まれても、同じ…普通のひとより、なにか、ひとつでも、とんでもなく優れていると、つい調子に乗りやすい…自分を抑えなければ、いけないのですが、一部には、いつまで、経っても、それができない人間がいる…それが、冬馬です…」

 「…」

 「…だから、嫌われる…冬馬は、学生時代から、鼻持ちのならないヤツだと有名だった…普通なら、それでも、社会人になれば、会社では、最初は、ぺーぺーで、一番下になるから、自然と態度が変わってくる…しかし、冬馬は、五井一族…それがなかった…だから、あの年齢まで、あの鼻持ちのならない性格で、やってこれた…」

 「…」

 「…冬馬のことを、考えると、ある意味、可哀そうだとも、思う…金持ちゆえに、調子に乗って、誰も注意をしないし、周囲からも、嫌われてる…でも、だからといって、身近に接すれば、やはり、好きになれない…」

 長谷川センセイが激白した…

 ひどく、納得のできる説明だった…

 たしかに、冬馬を見れば、誰か、注意をしてやれば、いいと、思う反面、どうせ、注意をしても、変わらないとも思う…

 なにより、冬馬と、接するのが、嫌だ…

 以前、諏訪野伸明が言ったように、冬馬は、五井家で、他の会社で、鼻つまみ者で、いくつか、五井家の会社を転々とした挙句、この五井記念病院の理事長の座に就けたと、言っていた…

 しかも、五井記念病院の理事長とは、名ばかり…

 実権は、ないに、等しい…

 あるのは、理事長という肩書だけ…

 つまり、お飾りだった…

 肩書だけ、与えて、なにもさせないつもりだった…

 だが、冬馬は、そんな環境の中で、冬馬なりに、結果を出そうと、試みていた…

 それが、この長谷川センセイをスカウトすること…

 有能な医師を、自分の病院にスカウトすることで、自分の力を見せようとしたのだろう…

 しかしながら、その長谷川センセイも、実際は冬馬を嫌い…

 ただ、自分にとって、五井記念病院のような大病院で、働くのは、キャリアアップに繋がると、思って、冬馬の誘い=スカウトに乗ったに過ぎないと、告白した…

 それを、思えば、冬馬が哀れだが、かといって、菊池冬馬と言う人物に実際に接すると、まったく、同情ができなくなる…

 どうしても、好きになれないからだ…

 実際、冬馬に限らず、どうしても、好きになれない人間は、稀にいる…

 その性格で、よくぞ、これまで、生きてこれたと、思う人間が、稀にいる(笑)…

 そして、その多くが、大抵は、学歴が低い…

 例外が、あるが、残念ながら、学歴と、比例する…

 なぜなら、自分が、こんな態度を取れば、周りは、自分をどう思うか?

 普通は、まず考えるからだ…

 要するに、自分自身が、周囲に、どう見られているか、考えること…

 それができない…

 あるいは、わかっていても、考えない…

 具体的には、

…アイツは、性格が悪いから、いっしょにいれば、自分も性格が悪いと思われるから、距離を取っている…

という事例など、最たるものだろう…

自分が、周囲に、どう見られるか、まったく気にしないから、できる行動だ…

 つまりは、考える能力がないと、周囲は、判断する…

 能力がない=学歴が低い、だ…

 と、いっても、それは、ごく少数の例に過ぎない…

 学歴が、低ければ、対人能力が、全員低いわけではないし、学歴が、高ければ、対人能力が、全員高いわけでもない…

 あくまで、おおまかな傾向だ…

 現に、菊池冬馬は、学歴が高いにも、関わらず、対人能力が、低い…

 ただし、冬馬は、金持ちのボンボン…

 五井一族のボンボンだ…

 だから、そんなことは、わかっていても、オレは、気にしないと言ってしまえば、それまでだ(笑)…

 金持ちだから、周囲の評価を気にする必要はないと、言ってしまえば、それまでだからだ(笑)…

 これは、イケメンでも、美人でも同じ…

 頭が良くても、同じ…

 なにか、突出したものがあり、常人は、とても、叶わないと考えるものを、持っているから、プライドが高く、周囲の人間を見下しても、おかしくはないからだ…

 それゆえ、対人関係に、問題が起こる(笑)…

 が、

 実は、問題は、そこではない…

なにも、普通の人に、勝つものを、持っていないにも、かかわらず、自分が、優れていると、考えるものが、稀にいる場合だ(笑)…

 これは、正直にいって、救いようがない(笑)…

 学歴も、経歴も、ルックスも、なに一つ、優れていないにも関わらず、自分だけ優れていると思う輩(やから)…

 こう言った種類の人間が、稀にいる…

 それを思えば、冬馬は、まだマシだった…

 少なくとも、大金持ちの一族だからだ…

 だから、多少は、調子に乗ってもいい…

 ただ、冬馬の場合は、調子に乗り過ぎただけだった…

 学歴でも、ルックスでも、ひと際、優れていれば、調子に乗るのは、ある意味、仕方がないことだ…

 ただ、あまりにも、調子に乗り過ぎると、周囲が、眉をひそめるどころか、相手にしなくなる…

 冬馬の場合は、まさに、それだった…

 まさに、金持ちのボンボンが、調子に乗り過ぎて、周囲の人間に嫌われた、典型だった…

 
 事実、その数日後、菊池冬馬が、この五井記念病院の理事長を退任したことが、この病院の広報に貼ってあった…

 菊池冬馬から、理事長の退任の申し出があり、当病院としては、慰留したが、冬馬氏の意思は固く、翻意できなかったという内容だった…

 実際は、そうだったかもしれないが、内実は、誰が見ても、茶番…

 出来レースだった…

 すでに、菊池冬馬の五井記念病院の理事長からの退任は、既定路線だったのだろう…

 それが、わかっていたからこそ、あの場で、私にケンカを売った…

 おそらくは、冬馬にできる、数少ない、五井家に対するささやかな抵抗だったのだろう…

 元々、冬馬は、五井家の、鼻つまみ者…

 父の重方(しげかた)が、追放されたことで、冬馬の五井家での立場は、より、微妙になったに違いない…

 五井家十三家の分家の一つ、五井東家出身者だから、その地位は安泰に思えたが、さにあらず…

 安泰ではあったが、先行きは、不透明と言うか…

 会社で、言えば、閑職に回されて、一生を終えるのが、目に見えていた…

 それほど、一族内で、嫌われていた…

 いや、

 あの五井家当主、諏訪野伸明の母、昭子から、疎まれていたというのが、本当のところだろう…

 五井家内に、身の置き所がなくなった冬馬が、仕方なく、五井記念病院の理事長を自分から、辞めざるを得なかったのが、真相だった…

 私は、それを知って、冬馬に同情することもなにもなかった…

 ただ、私の病室を訪れた昭子が、冬馬の態度を見て、

 「…処分するしかない…」

 と、呟いたのを、思い出していた…

 私の病室にやって来た、冬馬の態度を見て、冬馬が、病室を出て行った後、

 「…処分するしかない…」

 と、呟いたのを、思い出していた…

 思えば、すでに、あのときには、昭子の中で、冬馬の追放は、決まっていたに違いない…

 が、

 だとすれば、五井東家は、どうなるのか?

 五井東家は、五井十三家の一つ…

 昭子と、昭子の一卵性の姉妹である、妹の和子の出身母体…

 果たして、どうするつもりなのか?

 謎が、残った…

 まさか、自分の出身の五井東家を昭子が潰すとは、思えないからだ…

 いや、

 冬馬は、そうは、思っていなかった…

 昭子なら、躊躇なく、潰すに違いないと、言っていた…

 つまりは、冬馬は、昭子を五井家の冷徹な女帝と思っていたのだ…

 が、それは、杞憂だった…

 五井東家は、菊池リンが、継ぐことになった…

 と、後に、病室を訪れた、諏訪野マミが、私に告げた…

 菊池リン…

 彼女の祖母は、言うまでもなく、昭子の妹、和子…

 その出身母体を、孫の菊池リンが、継ぐことは、ある意味、自然だった…

 と、同時に、気付いた…

 すでに、昭子は、菊池重方(しげかた)、冬馬父子を追放した後のことも考えていたことを、だ…

 いや、

 違う…

 そうではない…

 すでに、菊池重方(しげかた)、冬馬父子を処分する上で、妹の和子の了承を得るべく、和子の孫の菊池リンに、五井東家を継がせると言ったのではないか?

 ふと、そう思った…

 そうでなければ、下手をして、和子が、重方(しげかた)の側に加担しては、困るからだ…

 菊池リンを正式に、五井東家の後継者に据えることで、昭子は、和子の動きを封じたともいえる…

 可能性は、少ないが、反乱の芽を摘んだともいえた…

 いずれにしろ、五井家は、正式に、菊池重方(しげかた)、冬馬父子を、追放した…

 これが、事実だった…

 そして、それは、すぐに、世間に公になった…

                
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