第19話 あんこは御堂筋くん
文字数 687文字
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【前回までのあらすじ】
AI翻訳機によって話せるようになったあんこ(♂)。
自分の意思を人間に伝えられるけど、人間の言葉は分からない。
猫からの一方通行のコミュニケーションは人間界でどこまで通用するのか?
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「ぴよ泉くん、ぼく、うんこしたから片付けといてな~。君が片付けたくないんやったら、無理にしんでいいんやで~。ぼく、その上からまたうんこするだけやから。」
あんこが大きい方のヤツに言った。
「ママー、今日のあんこなんかねちっこいし、性格悪そうなんだけど。一体何モードに設定してるの?」
「今日は『弱虫ペダル』の御堂筋くんよ。」
「御堂筋くんって、確か京都伏見の?」
「そうよ。『弱虫ペダル』の中では御堂筋くんのキャラが際立ってるからね。」
***
ママは留守中にあんこがおやつを床に散らかしているのを発見した。
「あんこ、またおやつ勝手に食べたのね。こらっ!」
ママがあんこを叱った。
「ぼくがやったけど、何か~? きみ~、そんなに怒ったら皺が増えるよ~。」
「もう、あんこは。」
***
あんこは小さい方のヤツのところに遊びに行った。
「小野田くん、あ~そ~ぼ~。」
「今日は僕、小野田くんなの? 今、宿題してるからあとでね。」
「そのなの後でやればいいやん。今やっても、後でやっても変わらへんよ。今君がすべきことは僕と遊ぶことやよ~。」
それを聞いていたママがあんこを叱った。
「こらっ、あんこ。勉強の邪魔しちゃだめ!」
あんこは叱ったママにカチンときた。
「キモイわ、キモキモキモキモ、あーキモ」
あんこは捨て台詞を吐いて猫ハウスに入っていった。
【前回までのあらすじ】
AI翻訳機によって話せるようになったあんこ(♂)。
自分の意思を人間に伝えられるけど、人間の言葉は分からない。
猫からの一方通行のコミュニケーションは人間界でどこまで通用するのか?
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「ぴよ泉くん、ぼく、うんこしたから片付けといてな~。君が片付けたくないんやったら、無理にしんでいいんやで~。ぼく、その上からまたうんこするだけやから。」
あんこが大きい方のヤツに言った。
「ママー、今日のあんこなんかねちっこいし、性格悪そうなんだけど。一体何モードに設定してるの?」
「今日は『弱虫ペダル』の御堂筋くんよ。」
「御堂筋くんって、確か京都伏見の?」
「そうよ。『弱虫ペダル』の中では御堂筋くんのキャラが際立ってるからね。」
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ママは留守中にあんこがおやつを床に散らかしているのを発見した。
「あんこ、またおやつ勝手に食べたのね。こらっ!」
ママがあんこを叱った。
「ぼくがやったけど、何か~? きみ~、そんなに怒ったら皺が増えるよ~。」
「もう、あんこは。」
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あんこは小さい方のヤツのところに遊びに行った。
「小野田くん、あ~そ~ぼ~。」
「今日は僕、小野田くんなの? 今、宿題してるからあとでね。」
「そのなの後でやればいいやん。今やっても、後でやっても変わらへんよ。今君がすべきことは僕と遊ぶことやよ~。」
それを聞いていたママがあんこを叱った。
「こらっ、あんこ。勉強の邪魔しちゃだめ!」
あんこは叱ったママにカチンときた。
「キモイわ、キモキモキモキモ、あーキモ」
あんこは捨て台詞を吐いて猫ハウスに入っていった。