7
文字数 815文字
* * *
キーンコーンカーンコーン。
今日の全ての授業が終わりのチャイムが聞こえる。
結はケイとのドラマのような非日常の出来事にあったことで、心身ともに疲れてそのまま自分の机の上で眠ってしまう。
窓が開いた教室にはグランドの運動部たちの声が、どこかの教室からは吹奏楽部や軽音部の音が、料理部からは甘い香りが運ばれてくるが、結はスヤスヤと寝ている。
そこに学校のオリエンテーションを終えた、ケイが教室に戻ってくる。
結が寝ているのに気が付いたケイは、着ていたパーカーをそっと結に掛ける。肩に違和感を感じた結はむくっと起き上がり、うつらうつらしながらも椅子に座ったままエビぞって大きく背伸びをする。背伸びをしきったところで目を開けると、ケイがニコニコして上から覗き込んでいた。
結は驚き
結は戸惑いながらも挨拶をし、教室を出ていく。
結が学校を出てパンケーキ屋に向かっているとスマホに母からメッセージが届く。
メッセージには