詩小説『ちょいギャル』3分の恋人。ギャルの恋人へ。

エピソード文字数 507文字

ちょいギャル

ほら存在感のある香水が僕を誘っている。

明るく光るその髪は根元だけ黒い。

髪を耳にかける仕草。穴の開いた耳。

眉毛を書いてない時はマスクして顔を隠す。

かがんだ時パンツ見えそうになる。

タフなくせにだらしない君を。
軽そうで硬いその心を。
君だけを、君だけを、覚悟はある。

ファミレスのソファーでひじをつき。

悩ましげに吐いたため息は、僕が吸い込む。

ひび割れた鏡、覗き込んで自分と睨めっこ。

パーカーの帽子被り、消えていくコンビニ。

長話を僕へ吐き出して帰る。

単刀直入にしか言わない君なのに優柔不断。
機嫌の良い時は、期限つきで愛嬌がある。
乙女心も兼ね備えている君を。

胸の上に乗せた髪の毛。

鎖骨あたりに下着のヒモ。

手首に見え隠れするゴム。

久しぶりに変えた爪の色。

まるでタイプは塗り変わった。

一夜だけじゃ嫌だ、二夜だけじゃ嫌だ。
多分、ずっと。
酔ってもないのに、軽くもないのに、おぶらせて帰る休日。締め付ける首、寄せた顔。

僕に言わせれば、幸せにする権利がある。
君に言わせれば、幸せにする義務がある。
だから、君だけを、君だけを、覚悟はある。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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