追撃のアイドル (6区 2km)
文字数 2,281文字
アナ:
レースは終盤、勝負の鍵を握る、
6区に入っています。
根岸中継所は、全20チームが、
通過していきました。
それでは5区終了時点での順位、
整理していくことにしましょう。
5区 通過順位
順位変動/通過タイム/トップとの差/大学名
03→01位/2:25:07/+0:00/ジャスミン
01→02位/2:25:13/+0:06/アイリス
02→03位/2:26:04/+0:57/ローズ
04→04位/2:27:19/+2:12/デイジー
06→05位/2:28:01/+2:54/デルフィ
10→06位/2:28:25/+3:18/カトレア
07→07位/2:28:33/+3:26/ネモフィラ
エースが集う5区、
今年も波乱の展開でした。
一つ前の中継所からかなり
順位が入れ替わっています。
ジャスミンが、
5区神宮寺で二人を抜きまして、
このレース初めて先頭に立ちました。
2位のアイリスも、トップと6秒差、
逆転圏内でなんとか繋いでいます。
3位ローズまでが、1分以内。
やはりトップ3の力がかなり、
拮抗しているという状況に
なっています。
まだまだ、優勝争いの行方、
分かりません。
その他ではカトレアが
エース茅野の激走で、
順位を三つ押し上げています。
以下、ご覧のようになっています。
続いて、区間順位です。
12.9km 5区 区間順位
1位 41分25秒 神宮寺 エリカ (ジャスミン・3年) [★区間新]
2位 42分33秒 松永 恵美 (ローズ・4年)
3位 42分41秒 二神 蓮李 (アイリス・4年)
4位 43分04秒 茅野 舞衣 (カトレア・3年)
5位 43分11秒 三浦 琴美 (デイジー・4年)
ジャスミン大学の神宮寺が、
区間新記録を樹立しました。
しかも、なんと区間2位に、
1分8秒の大差をつける圧巻の走り。
今日ゲスト解説の中山さんが
持っていました、41分57秒、
これも素晴らしい記録ですが、
その記録を3年ぶりに更新しました。
ご覧になっていかがですか。
やっぱり学生のレベルが、
どんどん上がっているっていう
証拠だと思います。
私個人としても、
去年は区間賞を逃して、
今年も区間記録を抜かれてしまったので、
今後やっぱり対決する時は、
絶対負けたくないですね。
松田:
そうなんですよね。
だからこの駅伝を走った選手は、
大学でしっかり土台を作って、
そして世界に羽ばたいて行く姿を
ぜひ見せてほしいですよね。
(中山の肩に触れながら)
やっぱりね、
今後の日本の女子長距離界を、
背負っていってほしい存在ですよ。
アナ:
区間2位の松永、それから、
区間3位の二神も42分台、
こちらもかなりの好タイム。
上位3チームのキャプテンが
そのままトップ3に名を連ねました。
今年に関しては、
12.9キロという長い距離に加えて、
湿度など厳しいコンディションとの
闘いでもありました。
しかしそれにも負けない、そんな、
各校のエースの勝負強さが見られた、
ハイレベルな5区となりました。
それでは区間賞インタビューの準備、
できましたでしょうか。
はい。
一度離された小泉だったんですが、
だいたい1.2キロの地点、
間門の交差点を曲がって、
本牧通りに入ったあたりから、
ギアを入れ替えまして、
3キロ手前でついに井上の背中を
捕らえました!
その差がもう1秒を切ってきました!
ぴったりと背中につきます!