第26話:栃木夫妻のカナダ旅行

文字数 1,648文字

 その資料を見せると、まさに、これが良いと言った。そこで、夏のツアーを探しておくと伝えた。その後、近くの旅行会社で、ツアーを聞いて見ると、7月19日のカナダ、バンクーバー、4泊6日のツアーが良いのではないかと紹介されて、それに決定。2013年に入ると1月16日、アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス施設をイスラム武装勢力が襲撃した。

 その時、日本人を含む多数が人質にされた。アルジェリア軍が17日、施設内に突入、武装ヘリコプターも投入して犯行グループの32人を殺害したが、人質も巻き添えになり外国人39人が死亡。日本人の犠牲者はプラント建設大手「日揮」の10人。事件は北アフリカの国際テロ組織、イスラム過激派、アルカイダから分離した「覆面旅団」が実行。

 背景にはアルジェリア政府と過激派の長年の対立に加え、この地域で誘拐がテロ組織の商売になった様だ。「NPO・藤野の街」の採算は、貧困者への料理の無料提供などがあったが、何とか黒字を維持していた。特にレストランとカフェの利益が大きい。その理由は、期限切れ近くの商品を購入できる食品卸問屋からの情報を入したのとトラックで取りに行ったことが大きい。

 もう一つ、レストランとカフェの従業員に、アパートの住人を優先的に採用しパートで働けることが、大きかったようだ。つまり、子供たちを数人のお母さんが見て、交代でレストランとカフェで働き、給料をもらえる事。残ったものを持ち帰れることで負担軽減につながった。やがて7月19日、昼過ぎ、タクシーで藤野駅に行き、中央線で東京経由で成田へ向かった。

 成田発17時半のバンクーバへの直行便に乗って出かけた。そして、10時過ぎ、バンクーバ空港に到着。タクシーでホテルに入った。そして、昼食をとってから、タクシーでグランビル・アイランドへ向かった。ここには、青果・精肉・鮮魚・デリの店舗がたくさん入った屋内マーケット「パブリックマーケット」としてにぎわっていた。

 他にもカナダの食品や民芸雑貨のお店、地ビールの工場もある。そこで、ビール、つまみ、果物を購入し、帰りは、水上バスで、ホテル近くまで行き徒歩で帰った。その晩は、ビールを飲んから床に就いた。翌、3日目は、一番、楽しみにしているビクトリア・ブッチャートガーデンの日帰り旅行である。

 朝8時前に迎えのバスが来て、バンクーバー~ビクトリアのフェリーに乗って約90分でブッチャートガーデンに到着する。ブッチャートガーデンに入園して、園内の道を歩けば、様々な草花と出会える。美しく整備された広大な庭園。バラのアーチに覆われた伝統的な多年生の縁取り花壇を少し歩くと、低いツゲの生垣と敷石の道に囲まれた芝生を中央にしたバラ園に着く。

 ここの花壇には四季咲きで大輪のハイブリッド・ティー・ローズの様々な品種のバラが植えられている。バラ園、など、色々な植物を楽しむことができます。特に素晴らしかったのは、ローズガーデンで、まさに、バラが、満開。次に目に飛び込んできたのはデルフィニューム。

 その後、イタリア庭園へ行ったが、どこも手入れが行き届いていて、西洋しゃくなげが、大小、いろいろな種類の花が咲き誇っていた。また、花々の庭の配列もよく考えられていて、遠くからの全景写真も撮りまくった。ここでの2時間近い見学も終了しビクトリアの街へ向かった。

 ビクトリアは、かつてイギリスが支配していたという歴史的な背景もあり、英国の趣が残った街並みは可愛らしいと女性からも大人気。別名「ガーデンシティ」と呼ばれるほど、様々な花が咲いていた。また、ブリティッシュコロンビア州議事堂も象徴的な建物で、写真を撮った。

 そして、帰路について22時前には、ホテルに帰って来た、さすがに、疲れたので、シャワーを阿部て、ビールを飲むとすぐに床に就いた。4日目は、ホテルのフロントで聞いて、ギャスタウン、スタンレーパーク、イングリッシュ・ベイの観光を奨められた。朝、9時にバスで、ギャスタウンへ向かった。
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