拙文,2022/2/3

文字数 458文字

 昨日か一昨日か、夜に小説を書いていたとき、表現というのはどうやったって間接的になるんだから、もっと対象からはがれて書こうと思った。一枚噛ませないと動かないメカを操縦するつもりで。右腕を動かすために右腕を動かす必要はない。レバーでもボタンでも音声入力でもいい。コックピットに座ってあるいは立っている私は一人何役もこなさなければならないのだから、メカとシンクロしすぎていては逆に危険。
 
 洗濯物を取り込むのに今日はじめて外に出たら、思ったより暖かくてうれしい。どこか旅先のような空気を顔と肺で感じた。窓を締め切ってイヤホンをしていると、隣の公園の子どもの声も気づかない。
 今日は猫はこなかった。
 エイミー・ベンダーの短編はどれをとっても秀逸。今日読んだのは父の父が死に母が母の母を産む話と、間違って届いたボウルと消防士の兄と死んだ上司の話。
 Suchmosで横揺れをすると夏が夢の国みたいに思えてくる。
 美輪明宏が、節分についてしゃべるYoutube動画を見た。低音が特に常軌を逸していた。アルセウスかモロの声だった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み