『天冥の標IV』 機械じかけの子息たち

文字数 854文字

『天冥の標IV』 機械じかけの子息たち / 小川一水

天冥のX、10巻が連続出版されている今日このごろ。Iから再読を始めていまIV、4巻目です。

そう、いまIVなのです。


実はIV以外はだいたい2度は繰り返し読んだのですが、このIVだけはいろんな意味で辛くって一度ぱーーっと読んだあと再読してなかったのですね〜。


色んな意味で。と書きましたが、まあ、色は色だけどなんていうかその……、大体理由としては大きな一つの理由でありまして……。と言葉を濁していてもしかたないですね。


ネタバレにならない程度にはっきり言ってしまうと、まあ、えっちいのですよ。それも無茶苦茶w




ーーーーーここから下は、ネタバレはしませんけどいろいろ覚悟して読んでください。お子様は読んじゃだめw








さて、SF作家っていろんなことをとことん考えて、普通の人はブレーキをかけてしまうような思考もどんどん先へ先へ考えてお話を書くと思うのです。そして発想力も半端なくて、一般人がたどり着けない領域のことをあれこれ悶々と想像して書くのだと思うのですね。

それが、今回はもう、エロ、ずっとエロw

SF作家のイマジネーションの全力で一巻まるまるえっちいのですよこれ。


いやー、これSFじゃなかったらヤバイでしょう。っていうシチュエーションとえっちのオンパレードです。

天冥シリーズの中じゃなかったら絶対エロSFのジャンルに仕分けされる。そんな話です。


でも、今回再読してみて、やっぱりこれも天冥の大事な一部。けっこう大きなテーマを担っている巻だと確信しました。

異星での革命騒動だの疾病パンデミックだの宇宙戦争だの、いろんな姿を見せる大河SFの、大事な、そして大きなパーツであり駆動力。それがこの巻に詰め込まれています。


ちょうど最終巻、10巻目のパート2が昨日発売になったところ。大きな大きな風呂敷が絶賛たたまれ始めているいま、この巻を再読できたのはいろいろと良い確認ができてよかったなとおもいました。まる。


さぁー、X-2読むぞ〜☆

Original Post:2019/01/23
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