第30話 輝け! 青のVコンボ!

文字数 1,173文字

TURN 7
マスター、ここは無理しないで私に任せて!
リャナン
私にはまだ奥の手が――わぷっ!?
妖精姫リャナンは転んでしまった!
にゃっ!?
ふん、交代失敗したようだな!

運がないヤツだ!

ムッ……!
もう一回全攻が来たら耐えられない! なんとか動きを封じないと――!
おっ! ミキリンのあの技が来るよっ!!
ミキ・プルーン!!
来たああああああああああっ!!
(ニンニン盛り上がりすぎなん)
おわっ!? ミキ・プルーンに目が釘付けで……!
【黒原エンペラーフォーム ★★☆ マヒ】
よし、これで次のターンに交代すれば――!
クソ! ナメるなよ!
【黒原エンペラーフォーム ★★☆】
にゃ!? マヒから回復したん!
俺だって将来的には巨乳になるし!!!
どういうことなの!?!?!?

巨乳になった黒原くんもちょっと見たい――じゃなかった!

形勢逆転でまたピンチだよ!

お返しだ! 暁ヲ覚エズ
突如辺りが暗闇に包まれた。
きゃあっ!? 何も見えない!?
ミキちゃん! 大丈夫なん!?
大丈夫! だけどこんな状態じゃ攻撃交代もできないわ!
一回休みってことか……次で確実に仕留める気だな……!
【Vtuber 木乃葉ミキ ★☆☆ 一回休み】
そんな……何とか逆転できないん⁉
次のターン全攻が来るとは限らないけど

それ以外でもキビシイには代わりないよね……。

どうやら決まったようだな!
そんな……
TURN 8
そのとき、暗闇の向こうから声が聞こえた。
マスター、諦めないで!
リャナン!?
こんな時こそ、私たちの力を合わせるのです
カードと――力を合わせる――!
VTuber 木乃葉ミキの身体が青く輝き始めた!
おおっ! アレは青のVコンボの覚醒!

そうだ!

リャナンのためにも、倒されたノリエルのためにも――そして椿さんのためにも!

私がここで立ち止まるわけにはいかない!

青い輝きが闇を打ち払っていく!
青の――Vコンボ!!
ここから先は、任せて!
リャナンの身体を光のシールドが包み込む!
妖精の加護が発動したみたいだね♪
【妖精姫リャナン ★☆☆ 破後反2】
チクショー! 青のVコンボだか何だか知らねえけど、ブッ飛ばしてやるよ!


待てっ! 深追いするな――!
滅せよッ!
妖精姫リャナンを包むシールドが砕け散り、

無数の矢となり黒原エンペラーフォームを襲う!

【黒原エンペラーフォーム ☆☆☆】
――見事な散り際の一撃だ!

してやられたな。

【木乃葉ミキ ★★☆☆☆☆☆☆☆】
【ディックルス ☆☆☆☆☆☆☆☆☆】
勝利のミキプルーン!

よ、良かった、なんとか勝てた……!

おまけのコーナー!
青のVコンボは状態異常行動力も無視して

カードを確実に入れ替えることができるぞ!

相手に有利なカードをぶつけて大逆転だ!

君も Let's ヴぁとる!!

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登場人物紹介

※この小説はYoutubeチャンネル『シンギュラリティで待ってます。』および同チャンネルのカードゲーム企画『みんなでヴぁとる!!』の二次創作です。キャラクター・世界観設定等は公式を参考にしていますが、若干異なることをご了承ください。

【春日エリ】

スミレ・ミキとともに2045年から自由研究のためやってきた少女。

元の時代に戻る方法を探すうち、『Vヴぁと』をめぐる騒動に巻き込まれていく。

ちょっぴり天然なムードメーカー。

【星野スミレ】

未来から来た三人組のまとめ役。

ときにシビアなことも言うが、熱いハートを秘めている。

【木乃葉ミキ】

エリやスミレの親友。飄々としていて、どこか風変わり。

そしてちょっぴりおませさん……?

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