第4話

文字数 2,332文字

簡単なあらすじ:
シリーズ装備後編が始まるよ

人物A:軌道を修正させて頂きます! 一部を(のぞ)いた木と骨は、基本的にプレイヤーが任意に収集していく装備だね。

人物D:魔法技能職でスタートすると、樫の杖が初期装備になるから。木で任意収集になるのは刃物系武器と盾以外の防具かな

人物E:……ふっふっふ。木製の銃とかも在ったりするんだなあ! これが。

人物B:銃……、ですか?(興味津々(しんしん)な感じ)

A:(ちょっと圧の在る笑顔で)現物は自分で確かめてみようね! 木、骨、青銅、鉄が最序盤~序盤のシリーズ装備。鋼鉄はゲーム慣れが完了した新米が愛好する、かな。ミスリルシリーズは中盤から終盤にかけて重宝するよ。でも、ラストダンジョンには役不足、という位置付け

D:一応? ミスリル装備でラスダン攻略!! とかやってる奴いるけど。趣味(やり込み要素)の範(ちゅう)だからねえ……。真似しない方がいいよ。あ! 育成が十二分になった時の暇潰しとしては、結構お勧めだよ! 緊張感とかそれなりに戻って来るし

E:後、使わなくなったからって、処分しちゃ駄目だよ~? ミスリルシリーズは合成素材としても優秀だからね!

人物C:まあ、ミスリル装備作れる頃には、所持上限解放終わってんだろ。攻略サイトをシカトするようなタイプじゃなきゃ、まず売らねーよ。ドラゴンは討伐イベを経験するタイミング次第。早ければ中盤、遅ければシナリオクリア後。ただ、作成レベルが高く設定されてるから、自前で作れるようになるのは、クリア後が基本だな。オリハルコンは素材解禁自体にエンドコンテンツが絡んでるから、クリア後のお楽しみ……ってとこか

B:ヒヒイロカネは……?

E:完全に趣味の世界。採掘場所がやたらと難度が高いダンジョンの深部に設定されてるから、シナリオクリアまで待った方が無難だけど。入手するだけなら、条件はめっちゃ厳しいけど、序盤から可能~。

C:連れてってもらおう、とか考えないようにな。海底火山は高レベルのダメージゾーンの宝庫になってるから、進入する為の準備自体が結構面倒なんだよ。加入するギルドかパーティメンバーに恵まれない限りは序盤での入手は無理。つか、自殺行為。(入手を)企むと、確実にブラックリスト。

A:低レベル入手はエンドコンテンツの最短時間攻略を狙えるようなパーティにおんぶで抱っこになるから。よっぽど気心が知れてないと、ね。

D:後、何でか知らないけど、和物装備しか作れないんだよね、ヒヒイロカネって。

C:まあなあ。格好いい外観が多いから、俺はそんなに気にしなけどな

E:洋物ファンタジー派だと、不満が隠せない所だねえ……。

A:売買で入手する時は、ネーミングを参考にするといいよ。ミスリルなら、蒼銀、青銀、青白銀が多いし、ヒヒイロカネは赤黒、オリハルコンは赤金。蒼銀の短剣とか、赤金製の小手、とかね

B:……売ってる――は、ともかく、レベル1で買えるんですか!?

C:金さえ払えれば

D:(苦笑しながら)アカウントの抹消、ゲーム中のペナルティによる没収、とかかな。発生した時に、所持していたアイテムが全部、NPCショップに流れるんだよね。所有者や製作者は不明で、スキルも何もついてない白紙化された状態だけど。だから、ゲーム始めたてでも、お金が溜まっていれば買えるよ。使えるかどうかは別、だけど。

A:インフレしないNPCのショップでも、何百万、何千万するからね。初心者に購入はまず無理、かな

B:使えるかどうか、というのは?

D:物理系が筋力制限で、魔法系が魔力制限ね。装備全部にあるから。殆どの場合はそれに引っ掛かる

E:後はライセンス、種族、性別、属性とかも在るよ~ね~

A:魔法系は、霊力とか法力、理力なんてのもあるんだけど……。

C:要は、”武器や防具に振り回される”状況を「ゲーム的に再現した」ってこと。装備自体は可能でも、性能は引き出せない状態だな。武器なら、命中補正がガタガタで攻撃を当てた時の乱数の幅が激大。防具は被ダメと回避判定の乱数がヤバくて、フィールド移動速度にペナルティがつく。とてもじゃないけど、快適なプレイが出来てるとは言えない。装備に足を引っ張られているんだから。偉そうに言うなら、”身の丈に合った装備を選べ!”ってことになるな

B:……()ってるんですねえ……!

D:他に何か補足しておくこと、ある?

E:オリハルコン装備は潰しが利かない。耐久値の檻から解放されるのは魅力的なんだけど~

A&C:……ああ!(そういえば、という顔)

D:それ、そんなに重要? 所持上限の開放に手を抜かなきゃいいだけじゃん

E:……これだから、実用性至上主義は……!

B:?

A:合成で、より強力な装備に作り変えていくのが難しい、ってこと。ミスリルやドラゴン系は色々作り変えが出来て、お得というか楽しいというか……。

C:オリハルコンでも合成が出来ないことは無い。けど、合成の幅が狭い上、オリハルコン装備の特性である実質無限耐久を手放してまで作る価値があるのかというと、厳しいんだよなあ……。イベ制覇の勲章装備以外はどんなに貴重でも消耗品だから、合成に使っても惜しくないんだけども

A:オリハルコンは入手が大変だけど、エンドコンテンツ攻略の難度を大きく下げられるから、皆作るんだよね。合成可能なスキルに厳しめな制限が掛けられてるけど、それを差しい引いても作りたい!! と思わせてくれるのが、耐久値の自動回復。……耐久値の説明はまだしてなかったよね?

B:チュートリアルは終わってます!

A:(頷いて)じゃあ、武器全般と盾にだけ耐久値が設定されてる、というのはOK! と

B:オリハルコン以外の装備は100回使えば無くなる、ってことですよね

C&D&E:!!!(絶句→爆笑)

B:!?!
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登場人物紹介

人物D:

A達とギルド&パーティを組んでる女性にゃ。

神官が現在のライセンスで、鑑定士はサブライセンスにゃ。

割とお姉さん気質にゃ。

人物E:

A達とギルド&パーティを組んでる人物にゃ。

錬金術士が現在のライセンスにゃ。暗黒の部分は職歴で闇、負属性術を継承していることからきてるにゃ。

ロールプレイな話口調を好むけれど、徹底してる訳ではないので、普通の口調と混ざるのが普通にゃ。

本当にアブない人物かどうかは秘密にゃ。

人物A、B、Cについては、最初に公開した実験を参照して欲しいにゃあ~。

ヨロシク!ですにゃ!

尚、人物AとBが前作とは入れ替わっておりますにゃ……!!

申し訳ございません!!(土下座)


そのまま突っ走ってしまう予定ですので、何卒、ご容赦を……!!

時間を確保出来たら、直すかも……しれません(2022/11/19)


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