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文字数 262文字



迷い人が森で出会った小鳥に
尋ねいた先は
未来でも過去でもなく
道標に刻まれた行先には
名前のない迷路への近道と
果てしない荒野への入り口だけ
誰にも見つからない宝物なんて
初めからこんな場所に
隠されてもいなかった
ありふれた材料と
ありふれた知識に
ありふれたタイミングで
混ぜ合わせれば
明日には答えが見つかったり
木っ端微塵に吹き飛んだり
結果は色々あるけれど
自分たちで作り出すしかない
一人で作れるものに
限界を感じたなら
きっと同じことを考えている
仲間と呼べる友達が
ほら同じ空の下で戦っている
まだ何か足りないから
探しに行こう
宝物が眠るガラクタの森へ
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