開会式はにぎやかに
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開会式当日。
長野オリンピックスタジアムには出場28校の選手たちが集結していた。球場の周辺は選手でごった返している。
礼に呼ばれ、メンバーが集結する。
3年生が最前列、2年生が中段、1年生が後段という並びで写真を撮った。
この写真は、大会が終わったあと3年生にだけトーナメント表と校名を一緒に入れたパネルとして送られることになっている。
球場の入り口付近に選手たちが続々と集まってくる。
入場はシード4校を最前列と最後尾に、あとはエントリー順になっている。
裾花清流は前から11校目だった。
音楽とともに入場が始まると、みんなで「いち、にー」と声をそろえて行進する。
1塁側から3塁を通過して外野を周り、センターからホームへと前身していく。
ホームを向いた時、うしろについていたチームが横に来た。
諏訪水照だった。
女子高野連の会長の話、長野市長の話などが続き、功労者の表彰が行われ、山京学園のキャプテンから前年度優勝旗が返還され、
入ってきたのとは逆の順番に球場を出ていく。
出てみると、来た時と同じように球場周辺は混雑している。
15人が声をそろえて返事をした。
初戦まで、24時間を切っている。