第39話夏子の復讐⑧
文字数 991文字
望月昇を「処刑」した一行は、松戸のアパートに戻った。
夏子は、興奮した面持ちで全員に感謝した。
「みんな、ありがとう」
「これで恨みが消えたとは言えないけど、ケジメがついた」
芳樹が夏子の肩を抱いた。(夏子は芳樹の胸に顏を埋めた)
「辛かったな、でも、もうあいつは、この世にいない」
君澤浩二は冷静で落ち着いた声。
「全てドーベルマンに食わした」
「そのドーベルマンは、親分の家に戻した」
「何の心配もない」
麻友が聞いた。
「警察にバレることはないの?」
君澤浩二は、否定した。
「警察は、そもそも、あれだけの発表をしたんだ」
「警察のメンツにかけても、再捜査をしない」
「捜査したところで、本人の肉も血も骨も、この世にないから、証拠も取れない」
「現場も完全清掃済みだ」
由紀が清水亜里沙の顏を見た。
「東都銀行の手筈は?」
清水亜里沙は、にこやかに笑った。
「不穏な情報が入ったと言って、少し脅したら、5千万来たよ」
「誰かに、あの自白動画を公開されるより、金で済ますほうが楽だからね」
芳樹が全員に頭を下げた。
「その5千万は、夏子に処分を任せて欲しい」
「家屋敷を買おうが、ご両親の法事をしようが、全て任せる」
(夏子以外の全員が頷いた)
夏子は、慌てた。
「え・・・それは・・・」
君澤浩二は、夏子の頭を撫でた。
「俺たちのことは、心配するな」
「振り込め詐欺の極道から、同じく口止め料として、5千万取った」
「これで警察も銀行も極道も、安泰が続く」
清水亜里沙。
「夏子ちゃんの恨みは、東都銀行ではなくて、望月昇だから」
夏子も、素直に頷いた。
「東都銀行は好きではないよ、でも、今回のカタキ討ちは望月昇」
芳樹が話題を変えた。
「次の標的は、麻友のライバル」
「テレビ局も入るのか?」
麻友は、頷いた。
「絶対に許せない女が少なくとも三人、プロデューサーが二人」
清水亜里沙が、麻友を抑えた。
「今日は、休みなさい」
「あまり動き過ぎて、ミスることもあるから」
話し合いは、そこで終わり、君澤浩二は帰った。
清水亜里沙は、「局部を切った」夏子のケアのため、一晩泊まることになった。
(やはり疲れていた)夏子が眠りに落ちたのを確認して、清水亜里沙は、芳樹の蒲団にもぐりこんだ。
芳樹は慌てた。
「亜里沙姉さん、女の子が気付くよ」
「芳樹、食べるよ」
清水亜里沙の唇が、芳樹の唇をふさいだ。
芳樹は、清水亜里沙の濃厚な「技術に食べられるがまま」の一夜を過ごすことになった。
夏子は、興奮した面持ちで全員に感謝した。
「みんな、ありがとう」
「これで恨みが消えたとは言えないけど、ケジメがついた」
芳樹が夏子の肩を抱いた。(夏子は芳樹の胸に顏を埋めた)
「辛かったな、でも、もうあいつは、この世にいない」
君澤浩二は冷静で落ち着いた声。
「全てドーベルマンに食わした」
「そのドーベルマンは、親分の家に戻した」
「何の心配もない」
麻友が聞いた。
「警察にバレることはないの?」
君澤浩二は、否定した。
「警察は、そもそも、あれだけの発表をしたんだ」
「警察のメンツにかけても、再捜査をしない」
「捜査したところで、本人の肉も血も骨も、この世にないから、証拠も取れない」
「現場も完全清掃済みだ」
由紀が清水亜里沙の顏を見た。
「東都銀行の手筈は?」
清水亜里沙は、にこやかに笑った。
「不穏な情報が入ったと言って、少し脅したら、5千万来たよ」
「誰かに、あの自白動画を公開されるより、金で済ますほうが楽だからね」
芳樹が全員に頭を下げた。
「その5千万は、夏子に処分を任せて欲しい」
「家屋敷を買おうが、ご両親の法事をしようが、全て任せる」
(夏子以外の全員が頷いた)
夏子は、慌てた。
「え・・・それは・・・」
君澤浩二は、夏子の頭を撫でた。
「俺たちのことは、心配するな」
「振り込め詐欺の極道から、同じく口止め料として、5千万取った」
「これで警察も銀行も極道も、安泰が続く」
清水亜里沙。
「夏子ちゃんの恨みは、東都銀行ではなくて、望月昇だから」
夏子も、素直に頷いた。
「東都銀行は好きではないよ、でも、今回のカタキ討ちは望月昇」
芳樹が話題を変えた。
「次の標的は、麻友のライバル」
「テレビ局も入るのか?」
麻友は、頷いた。
「絶対に許せない女が少なくとも三人、プロデューサーが二人」
清水亜里沙が、麻友を抑えた。
「今日は、休みなさい」
「あまり動き過ぎて、ミスることもあるから」
話し合いは、そこで終わり、君澤浩二は帰った。
清水亜里沙は、「局部を切った」夏子のケアのため、一晩泊まることになった。
(やはり疲れていた)夏子が眠りに落ちたのを確認して、清水亜里沙は、芳樹の蒲団にもぐりこんだ。
芳樹は慌てた。
「亜里沙姉さん、女の子が気付くよ」
「芳樹、食べるよ」
清水亜里沙の唇が、芳樹の唇をふさいだ。
芳樹は、清水亜里沙の濃厚な「技術に食べられるがまま」の一夜を過ごすことになった。